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宮崎県「地域密着型の商品開発」を編集部員が取材!

Photo by macaroni

高千穂ゆず胡椒(左)、ミルクあまざけ 完熟きんかん(右)
本記事では、前編の「高千穂ゆず胡椒(激辛)」、「ミルクあまざけ 完熟きんかん」に続き、宮崎県の“地域密着型の商品開発(ローカルフードプロジェクト)”についてご紹介します。

「日本のひなた」と呼ばれ、おいしい農産物がたくさん生産されている宮崎県。そんな宮崎の太陽の恵みを活かして開発された商品は、どれも魅力たっぷりですよ!
▼前編はこちら

見た目も味も満足度大!「ベジ畑(オーガニック野菜乾燥ミックス)」

Photo by macaroni

※現在販売されている「ベジ畑」は、上記写真と一部野菜が異なります。またザルに盛られた野菜はイメージです。
最初にご紹介するのは、「ベジ畑」。

宮崎県の綾町で生産されたさまざまなオーガニック乾燥野菜が入った商品です。綾町で農業を営みながら、有機農業研究会の会長を務める北野将秀さんにお話を伺いました!

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北野さん:綾町では約40年、自然生態系を守る農業をしてきました。私たちは有機農業に取り組み、自然に沿った栽培をしているので、どうしても規格外の野菜が出てくるんですね。これらを簡便性、健康志向などポストコロナのニーズに対応した加工品にできないか……と考えたところからこの商品は誕生しました。

「ベジ畑」は、綾町の肥沃な⼟壌から⽣まれた6種の有機野菜(⼈参・⼤根・⾚大根・キャベツ・レタス・白菜)と、共同開発企業(九南サービス)の⾃社農園で育てた⾁厚なしいたけの計7種類をミックスしています。(※2023年度生産品)

お湯で戻したらすぐ使えるので、野菜が足りないな、というときに味噌汁やラーメンに手軽に加えることができますよ。綾町の自然生態系農業の取組が、この商品と一緒に日本中・世界中に広まってくれたら嬉しいです。

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「乾燥野菜」と聞くと、“⾷感や味が物足りないのでは……”と思う方もいるのではないでしょうか。しかし、この「ベジ畑」は、それぞれの野菜の⾷感と味がしっかり残っていてびっくり!しかも水戻ししたあとの野菜の色味がとても鮮やかなんです。

また「ベジ畑」は、秋から冬にかけてじっくり育てた有機野菜を使っているのだそう。おいしい時期に採れたオーガニックの野菜が、いつでも手軽に食べられるというのは嬉しいですね!
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自宅でプチ贅沢できる!「有機原木冷凍椎茸&タプナードソース」

Photo by 田中椎茸、macaroni

次にご紹介するのは、「有機原木冷凍椎茸」と「田中椎茸とセミドライトマトのタプナードソース」のセット。

訪ねたのは、霧島山の麓・宮崎県高原町にある「田中椎茸」の代表・邊木園(へきぞの)浩子さん。有機JAS認証を取得し、原木椎茸の栽培から商品の製造、販売までをすべてご自身で手がけているという邊木園さんに、原木椎茸の栽培方法や、商品開発の経緯などを伺いました。

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邊木園さん:原木椎茸は、原木が育つのに20年、原木を伐採して菌を打ち込んで芽が出てくるまで2年と、とにかく時間がかかります。分厚い木の皮から芽が出てくるその生命力こそがおいしさの源でしょうね。

「有機原木冷凍椎茸」は、旬である冬の時期の原木椎茸を厳選し、急速冷凍した商品。5分ほど自然解凍するだけで、通常の生椎茸と同様に調理していただけます。

また「田中椎茸とセミドライトマトのタプナードソース」は、コロナ禍で原木椎茸の需要が減るなか、「みやざきローカルフードプロジェクト(LFP)」として、シェフなどと連携して開発した商品。乾燥椎茸とセミドライトマトが入ったこのソースを「有機原木冷凍椎茸」にかけて食べれば、おうちでの“プチ贅沢”にぴったりです。

これらの商品を通じて、原木椎茸のおいしさをもっと多くの人に伝えていきたいですね。

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実際に有機原木冷凍椎茸のステーキをいただいてみると、今まで⾷べたことがないほどの存在感と厚みで、椎茸の味がとても濃厚。「まるでお肉やアワビみたいな食感!」と言われることも多いそうですが、そんな感想にも納得のひと品でした。

またタプナードソースは、原木椎茸やトマトのうまみがたっぷり凝縮されたコクのある味わい。パスタに絡めたりバゲットにつけたりしてもおいしいそうですよ。

20年以上も長い年月をかけて育てられる原木椎茸は、まさに“食卓の主役”になる食材。ぜひこだわりのソースと一緒に、原木椎茸のおいしさを堪能してみませんか?
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珍しい国産グレープフルーツを味わう!「GF JUS &GELEE(ジーエフ ジュス&ジュレ)」

Photo by 緑の里りょうくん/macaroni

最後にご紹介するのは、「GF JUS(ジーエフ ジュス/グレープフルーツ果汁)「GF GELEE(ジーエフ ジュレ/グレープフルーツゼリー)」。

商品を作っているのは、宮崎県の南部・日南市で柑橘類を生産している「有限会社 緑の里りょうくん」。代表の田中良一さん、広報の田中理恵さんにお話を伺いました。

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広報の田中理恵さん(左)、代表の田中良一さん(右)
田中良一さん:私たちはいろんな柑橘を育てていますが、いま一番力を入れているのがグレープフルーツです。日本で一般的な海外産は、未熟な状態で収穫して船での輸送中に追熟させますが、私たちは樹上で完熟させてからお客様に届けるため、味わいや切ったときのみずみずしさには自信があります。

ただ、もともと企業さんとのお取引が多かったためコロナ禍で需要が大きく落ち込みました。そんなときに「みやざきローカルフードプロジェクト(LFP)」のなかで地元企業などと連携し開発したのが、この商品です。

田中理恵さん:コロナ禍でおうち時間が増え、お取り寄せの機会が増えましたよね。そこで「みなさんが自宅で国産グレープフルーツを楽しめる商品を作れないか」と考えました。

「GF JUS」は、あえてジュースではなく果汁と呼んでいます。理由は、ドレッシングの材料にしたり、お菓子づくりに活かしたりなど、いろいろな楽しみ方ができるから。「GF GELEE」は、お子さまからご年配の方まで気軽に味わえる「飲むゼリー」です。

グレープフルーツというと海外産が多いですが、国産もあることを知ってもらい、「宮崎のフルーツ」として認知されるように頑張りたいですね。

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実際に「GF JUS」を飲んでみると、馴染みのあるグレープフルーツをさらにぎゅっと濃厚にしたような贅沢な味わい。さわやかな酸味のあとから、コクのある甘みがしっかり感じられます。

「緑の里りょうくん」のグレープフルーツは防腐剤・防カビ剤・ワックス不使用のため、果汁には細かく刻んだ果皮が加えられているのもポイント
※果皮が入っていない「GF JUS 100%」と、果皮入りの「GF JUS 100% PREMIUM」の2タイプがありますが、マカロニ商店での取り扱いは果皮入りの「GF JUS 100% PREMIUM」のみとなります。

珍しい国産グレープフルーツの味わいを堪能できる贅沢な果汁&ゼリーのセットは、ギフトにもぴったりですね。
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▼生産者が語る「GF JUS &GELEE」の紹介動画はこちら

宮崎で誕生した逸品の数々、ぜひお試しを!

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本記事(後編)では、「ベジ畑(オーガニック野菜乾燥ミックス)」「有機原木冷凍椎茸&田中椎茸とセミドライトマトのタプナードソース」「GF JUS&GELEE」の3品をご紹介しました。どれも、ほかではなかなか見かけないようなこだわりの商品です。

宮崎の太陽の恵みを受けて生まれた美味の数々、ぜひ味わってみませんか?

今回ご紹介した商品の詳細情報

商品名:ベジ畑(オーガニック野菜乾燥ミックス)
販売者:有限会社九南サービス
内容量:70g入/袋
金額 :1,080円(税込)

商品名:有機原木冷凍椎茸&田中椎茸とセミドライトマトのタプナードソース
販売者:田中椎茸
内容量:有機原木冷凍椎茸 500g/袋+タプナードソース:50g/袋
金額 :3,200円(税込)

商品名:GF JUS&GELEEセット
販売者:有限会社緑の里りょうくん
内容量:「GF JUS100%プレミアム」×1本+「GF GELEE」×2個
金額 :3,700円(税込)

ローカルフードプロジェクト(LFP)とは?

ローカルフードプロジェクトとは、農林水産省が提唱する「地域の農林水産物などを使った新しいビジネスの創出」を目的としたプロジェクト。 宮崎県では、農林漁業者の方々が異業種の方々と力を合わせ、未来に向けた「宮崎発」の新しいフードビジネス(商品・サービス開発)に挑戦しています。
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