チーズキーマカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,650円(税込)
定番の薬膳キーマに特製モルネーソース(ペシャメルチーズソース)をかけ、リッチに仕上げたひと皿。キーマには約25種類の生薬とスパイスを調合して使用。砂糖代わりに甘草で甘みを加え、効能とおいしさの両面から構築されています。

お米はご兄弟の故郷・盛岡の「ひとめぼれ」。そのなかでも希少な特別栽培米を使用するこだわりようです。ごはんの周囲を彩る緑はほうれん草のヴィシソワーズ。キーマを崩して、ヴィシソワーズと混ぜるのも楽しみのひとつです。

薬膳という付加価値抜きにしても、かなりおいしいキーマなのがさすがですね!

薬酒「紫根」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

890円(税込) 真珠粉トッピング+100円(税込)
薬酒は自身のコンディションや気分に合わせ、多様な選択肢から。メニューブックをじっくり見て選ぶのも良いし、隼平さんに提案してもらうのも楽しいもの。

こちら「紫根」(しこん)は美肌効果、アンチエイジングが期待できる一杯。真珠の粉をオプションで混ぜたら、白く濁ったような色になりました。真珠粉自体は味も香りもありませんが、クレオパトラや楊貴妃も愛飲していたのだとか。

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4. 路地裏に潜む、薬膳スープカレーの大傑作「薬膳スープカレーシャナイア」(三田)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

札幌発祥のスープカレーも、「薬膳」として提供されることが多い料理です。そもそも札幌スープカレーの2大パイオニア、「アジャンタ」は元々「薬膳カリィ」を謳っていますし、「マジックスパイス」の創始者も医師の家庭に生まれた方なのですから。

こちらは東京発のスープカレー店としては最強クラスにおいしい名店。移動販売からスタートし、お店を構えたあとも味のブラッシュアップが続いています。びっくりするような住宅街の奥にありながら、満席が続く隠れた人気店です。

チキンと野菜のスープカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,450円(税込) オリジナルスープ。6辛(5辛+粗挽き唐辛子) +50円(税込)。寝かせ玄米 +100円(税込)
秘伝の黒酒を使って旨みを凝縮させた骨つきチキンレッグに、10種以上の野菜と生薬。骨つきチキンレッグは肉がやわらかなだけでなく、骨までじっくり煮込まれており、端からかじれば髄の旨みが広がる至福のときが。

旬の野菜、味が染みた大根にみずみずしいカブ、いずれも食べ応えあるぶ厚めのカット。白キクラゲ、レンコン、キャベツ、ズッキーニ、ピーマン、かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、カイワレに水菜、クコの実、松の実……めくるめく食感の変化と、全体の一体感、そのバランスがすごいんです。

ごはんだって手を抜いていません。寝かせ玄米はブラックベリーのごとき、しっかりした噛みごたえ。まさに傑作スープカレー!これだけおいしくてカラダに良いなら、もう何も言うことはありません。
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5. フレンチシェフによる欧風薬膳カレー「薬膳カレー&スープカレー らいもん」(浅草)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

浅草にある、フレンチシェフによる薬膳カレーが自慢のお店。店名は浅草のランドマーク「雷門」からきています。オーダーは券売機からなのですが、この券売機がとにかく気合が入っているんです。

最初の画面で「薬膳カレー(欧風)」「薬膳スープカレー」「薬膳稲庭うどん」という3カテゴリから選択、続いて肉系・野菜系・海鮮系や効能別、薬草別など検索方法を選択。最後に具材、辛さ、ライスの量など具体的なオーダーをして注文完了となります。

まさに薬膳が薬膳たる、気分やコンディションに応じた食を、という考え方が券売機にまで反映されているんですね。席に着いたら着いたで、あちこちに薬膳の知識・情報が。料理を待つ間にどんどん賢くなっちゃいます。

骨付きラムカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,100円(税込)
薬膳を謳った欧風カレーってそうそう多くはないと思いますが、そこはフレンチシェフ。フレンチの技法を使いフォン・ド・ボーをベースにしたカレーで、フォンをとるとき、肉とともに野菜とハーブを煮込んでいるそうです。

ねっとりと粘度高めの舌触りで、味わいもコクも濃厚。薬膳であることを忘れてしまうおいしさです。骨付きラムはやわらかな肉質と、あふれ出る脂の旨味が最高。骨にこびりついた部分がまたおいしいんです。

辛さは甘口、中辛、辛口、大辛、激辛のから選択可。ライスはバターライスと特製五穀米飯かが選べますよ(写真は特製五穀米飯)。
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