名水ポーク / 味噌

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富山県産豚のなかでもとくに有名な「黒部名水ポーク」の肩ロースソテーと、沖縄の郷土料理である油味噌をかけ合わせたひと皿。

四十物昆布・焙煎昆布の香草パン粉がまぶされ、ソースには西表の沖縄黒糖が使用されています。

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ポークソテーに合わせるのは、ヘルジアンウッドで稲作された米と黒米、富山県産の地野菜で作られた炊き込みごはん。黒米のぷちっとした食感が小気味よく、肉肉しい黒部名水ポークや甘辛い油味噌によく合います。

ここまでくれば、心もお腹も満腹状態。昆布と黒糖という大テーマのもと、毎品ごとにことなる味の組み合わせや調理技法に驚かされてきました。

さんぴん茶(沖縄・沖縄伊藤園)

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メイン料理に合わせるドリンクは、「沖縄伊藤園」のさんぴん茶。花の清々しい香りと、ほのかな渋みを感じられます。

黄金色に輝くさんぴん茶と、ヘルジアン・ウッド周辺の豊かな自然を眺めながら、最後のひと品を待つのも乙なひとときですね。

黒糖 / 昆布

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デザートは黒糖アイスクリームと穀物コーヒー。アイスクリームの仕上げには昆布クランブル、波照間の黒蜜がたらり。クランブルにも、四十物昆布・羅臼、 利尻昆布パウダーが使用されているという、抜かりのなさに脱帽です。

穀物コーヒーは、ライ麦・麦芽・大麦・チコリ・いちじくをブレンド。黒糖アイスクリームのこっくりとやさしい甘みと深み、穀物の香ばしさが好相性。

※黒糖アイスクリームは、現在一部のコースで提供されています。

ハーブティー / 寒露

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料理やペアリングドリンクをひと通り楽しんだあとは、レストランオリジナルブレンドのハーブティーが提供されます。二十四節気に合わせて、2週間ごとに変わるのだそう。

ガラスのポットに浮かび上がる、茶葉や花びらの絵。この一杯が、この日の素敵な時間を締めくくります。

富山と沖縄の恵みを通して人や地域の繋がりを感じる

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今回のコースで感じられたのは、富山昆布と沖縄黒糖を組み合わせることで生まれる豊かな味わいと可能性。また、特定の食材を介して生まれた人と人の繋がり……。

読者のみなさんも富山を訪れる際は、ぜひ「ヘルジアン・ウッド」で料理の数々を通して、地域食材に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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