5. むくみの抑制

酵素玄米に入っている小豆は、カリウムが豊富なことで知られています。カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)と結びつき、体外に排出させるはたらきが。そのため、酵素玄米を食べることでむくみ対策に役立ちます。(※8,9)

酵素玄米(寝かせ玄米)のデメリット

デメリット

  1. 炊飯器を占領する
  2. 手作りすると食中毒のおそれがある
  3. 食べすぎると太る

炊飯器を占領する

酵素玄米は完成までに3〜4日程度かかるため、その間に炊飯器で白米や炊き込みごはんなど、別のものを炊くことができなくなってしまいます。じっくりと保温する酵素玄米は炊飯器で、そのほかのごはんは鍋で炊くなど、工夫しながら取り入れていきたいですね。

手作りすると食中毒のおそれがある

食中毒の原因となる菌は、調理器具や手指に付着している場合があります。調理器具は清潔なものを使う、手はこまめに洗う、使い捨て手袋を使うなど意識してみてください。

また、セレウス菌という食中毒のおそれもあります。これは、一度に大量のごはんを炊き、一定の温度で保存することで発生しやすい菌です。心配な場合は市販品を利用するのもひとつの手ですよ。(※10,11,12)

食べすぎると太る

玄米よりも食べやすい食感の酵素玄米ですが、食べ過ぎると消費しきれなった糖質が中性脂肪として体に蓄えられ、太ってしまうおそれがあります。

玄米は白米に比べてカロリーは低いですが、実はその差はごくわずか。白米は100gで156kcal、玄米は152kcalです酵素玄米には小豆のカロリー分も含まれるため、食べ過ぎには注意しましょう。(※5,6,13)

酵素玄米(寝かせ玄米)は効果がないと言われている理由

酵素玄米を食べても、すぐに血圧や腸内環境に影響が現れるわけではありません。即効性がないがゆえに、効果がないと感じられる方が多いです。

また、ダイエット目的で食べる場合は適量を守って食べる必要があります。ダイエットに良いと思いつい食べ過ぎると、カロリーや糖質の摂り過ぎにつながり、かえって太ってしまう場合も。

このように酵素玄米は適量を、継続して食べ続ける必要があり、すぐに体に影響があるわけではない点が、効果がないと言われる理由であると考えられます。(※13,14)
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