火で炙る

Photo by 満畑ペチカ

ひとつ目は、ガス火で炙る方法。ガスコンロを強めの中火にしたら、火が直接当たらないように20〜30秒ほど炙ります。パリッとした食感が戻り、海苔の風味も引き立ちますよ。

ただし火に近づけすぎると、海苔が焦げて変色してしまいます。指を火傷してしまうおそれもあるので、遠目の火で十分気をつけて炙りましょう。ご家庭のコンロがIHの場合や直火に抵抗がある場合は、続いて紹介するフライパンまたは電子レンジの方法をお試しください。

フライパンで焼く

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ふたつ目は、フライパンで焼く方法。直火よりは時間がかかりますが、同じように食感が元に戻り、指が熱くなりません。フライパンを中火で温めたら海苔を入れ、浮かないように箸やヘラで押さえつけながら、片面を20〜30秒ずつ温めます。

直火と同じく焼きすぎると変色してしまうので、適度にひっくり返しつつ、焼きすぎないように注意してください。

電子レンジで加熱する

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「海苔をパリッとさせたいのに、コンロが塞がっている!」そんなときは、電子レンジで加熱する方法がおすすめです。海苔がのる大きめの皿を用意したら、ラップをせずに500〜600Wで30秒ほど加熱。食感が戻っていないようであれば、裏返して追加で30秒加熱しましょう。

また加熱後は、電子レンジ庫内の湿気が海苔に戻ってしまわないよう、素早く取りだすのがポイントです。

多めの乾燥剤と一緒に保存袋へ入れておく

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確実に海苔の食感を戻す方法として、多めの乾燥剤と一緒に保存袋に入れておく方法もおすすめです。海苔を保存している袋の中に乾燥剤を多めに入れ、空気を抜いてしっかりと袋の口を閉じたら、2日ほど置いておきます。

少し時間が必要なものの、確実に海苔の食感が戻りますよ。置いている途中で乾燥剤が膨らんだり色が変わったりしていたら、適宜新しいものと取り替えてくださいね。

湿気った海苔は佃煮にアレンジ!

海苔の湿気がどうしても取れないときは、思い切って佃煮にアレンジしてみませんか?海苔1枚から簡単に作れて、湿気った海苔もおいしくいただけます。

作り方は鍋に海苔を1枚ちぎって入れ、しょうゆ大さじ1杯、砂糖小さじ1杯、みりん小さじ1杯、水大さじ2杯を加え、弱めの中火で煮詰めるだけ。少し甘めの味付けなので、お好みで調味料の量を調整してください。

開封後の海苔は常温or冷蔵保存がおすすめ!

開封後はあっという間に湿気を吸ってしまう海苔。パリパリの食感をキープするためには、常温で「アルミパック+乾燥剤」もしくは冷蔵で「ジップ付き保存袋+乾燥剤」の保存がおすすめです。

保存に必要なアルミパックや乾燥剤は、100円ショップやニトリで手軽に購入できますよ。海苔をおいしく保存して、日々の料理に役立ててみてくださいね。
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