ライター : 満畑ペチカ

調理師ライター

パリパリ食感をキープ!海苔の上手な保存方法

Photo by 満畑ペチカ

おにぎりを包んだり、おかずにちぎって散らしたり。海苔はパリパリの食感と磯の香りで、料理を引き立ててくれる名脇役的な存在です。そんな海苔ですが、ひとたび開封するとあっという間に湿気を吸って、食感や風味が悪くなってしまいますよね。

海苔のパリッとした食感と風味をキープするためには、開封後の保存方法が重要なポイントです。この記事では海苔の保存方法を「常温」「冷蔵」「冷凍」ごとに解説。それぞれのメリットと保存期間の違い、保存するときのコツなどを詳しくお伝えします。

【常温】海苔の保存方法

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海苔を常温で保存するメリットは、温度管理が簡単なところ。冷蔵や冷凍で保存すると結露の心配がありますが、常温保存ではその心配がありません。

またこの記事で紹介するなかでは、もっとも手軽であとから使いやすい方法です。用意するのはアルミパックと乾燥剤だけ。保存の手順やポイントを、写真付きで詳しく解説します。

保存の手順

1. 海苔をアルミパックに入れる

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乾燥剤と袋から取り出した海苔を、アルミパックに入れます。アルミパックが小さい場合は、海苔をパックの大きさに合わせて切ってから入れましょう。

2. 袋の口をしっかり閉じる

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乾燥剤と海苔を袋に入れたら、軽く空気を抜きつつ袋の口を閉じていきます。元のパッケージから完全に移し替える場合は、開封前の賞味期限を袋にメモしておくと便利です。

上手に保存するポイント

海苔は湿気や光に弱い食材です。保存状態が悪いと食感が損なわれるだけでなく、色も赤く変色してしまいます。アルミパックに入れた場合、光は遮断できますが、湿気や温度の影響までは防げません。

海苔を常温保存するときは高温多湿の場所を避け、できるだけ涼しく日光が当たらない場所を選びましょう。湿気の影響が心配な場合は、海苔が入ったアルミパックをジップ付きの保存袋に入れると、より高い防湿効果が期待できますよ。

保存期間の目安

アルミパックと乾燥剤を使って海苔を常温保存した場合、保存期間の目安は1〜2ヶ月です。ただし保存期間の目安は、保存場所によって大きく左右されるもの。1〜2ヶ月経つ前に湿気を吸ってしまうこともあれば、より長く保存できることもあります。

アルミパックの保存とあわせて、乾燥剤を追加したり保存場所に除湿剤を置いたりするなどの対策もおこなうとより効果的です。
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