【長野県】七夕ほうとう

「七夕ほうとう」は、長野県の松本地域独特の特別な料理です。長野県では、年間行事を月遅れや旧暦でおこなう地域が多く、七夕は1ヶ月遅れの8月7日におこなわれます。

松本地域の七夕では、江戸時代から厄払いの意味を込めた七夕人形を飾る風習があり、ほうとうやまんじゅうが供えられてきました。

ほうとうというと野菜や肉などを煮込んだ具だくさんの麺料理をイメージするかもしれませんが、七夕ほうとうは、小麦粉で作った太い麺に小豆あんやきな粉を和えたおやつです。地元の保育園や幼稚園では、今も行事食として食べられていますよ。(※8)

子供にも喜ばれる七夕スイーツ

索餅や七夕ほうとうのような伝統的なお菓子だけでなく、カラフルで目をひく手作りスイーツがは子供に大人気です。火を使わないものや簡単な工程のレシピなら、親子で楽しめるのでおすすめです!

七夕ゼリー

Photo by macaroni

七夕ゼリーは、地域によって平成の頃から給食で提供されている人気メニューです。こちらは七夕の夜空を閉じ込めたような涼し気な見た目が魅力。ヨーグルトゼリーのまろやかな甘さと、シュワッとはじける炭酸ゼリーの爽快感が夏の暑さを忘れさせてくれますよ。

七夕ロールケーキ

Photo by macaroni

いつものロールケーキが、七夕の夜空を映し出すロマンチックなデザートに変身します。ふんわりとしたロールケーキに、キラキラと輝く天の川のようなグラサージュをまとわせれば、特別なひと品に。

お星さまラスク

Photo by macaroni

子供と一緒に七夕気分を味わえる、簡単ラスクはいかがですか? 餃子の皮を星形にカットして、トースターで焼くだけ。火を使わないので小さな子供も安心して作れます。サクサクとした食感がやみつきになりますよ。

行事食で七夕をもっと楽しく!

七夕は、願いごとをするだけでなく、食を通じて季節や文化を感じられる行事でもあります。そうめんやちらし寿司、地域に伝わる伝統料理やスイーツなど、七夕にちなんだ食べ物を囲めば、より特別なひとときを過ごせるはず。家族や友人と、食卓から七夕の世界を楽しんでみてくださいね。
【参考文献】
(2025/05/20参照)
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