2. さらにおいしく「しょうゆ+お酢+みりん」で代用

Photo by 馬原 香織

【割合】しょうゆ1:酢1:みりん1
【おすすめレベル】★★★☆☆

みりんを加えると、甘味とまろやかさがプラスされて、コクのある味わいになります。酢の酸味が抑えられ、肉料理や魚料理などの味付けに使うと、みりんの効果で照りも出ますよ。

みりんがあるときは、ぜひしょうゆと酢にプラスしてみてください。アルコール分が気になるときは、レンジで加熱するか、鍋で温めてアルコールを飛ばしましょう。

3. 甘味アップ「めんつゆ+お酢」で代用

Photo by 馬原 香織

【割合】めんつゆ2:酢1
【おすすめレベル】★★★★☆

めんつゆは、和風だしをベースにしょうゆやみりん、旨味成分がプラスされた調味料です。だしの風味と旨味や甘味が感じられます。酢と合わせても酸味がたちすぎず、やさしい味わいのポン酢が楽しめますよ。

めんつゆはしょうゆよりもしょっぱくないため、酸味だけでなく塩味も抑えた味わいに仕上がります。

酸味をより感じたい場合は、めんつゆ1:酢1の割合で合わせてもOKです。めんつゆは3倍濃縮を想定しているので、濃縮率が異なる場合は分量を加減してください。

4. お酢なし「しょうゆ+レモン果汁」で代用

Photo by 馬原 香織

【割合】しょうゆ1:レモン果汁1
【おすすめレベル】★★★★☆

酢の代わりにレモン果汁を使うと、本来のポン酢らしい爽やかな酸味が引き立ちます。市販品のポン酢も柑橘系の酸味がプラスされているので、普段お使いのポン酢に近い爽やかな味わいに仕上がりますよ。

レモン果汁は、ゆずやかぼすなど酸味が際立つ柑橘類で代用できます。レモン果汁が少ししかないときは、酢とレモン果汁を混ぜてもかまいません。レモン果汁が少し入るだけで、爽やかな風味が楽しめますよ。

5. だしと柑橘で本格派「めんつゆ+レモン果汁」で代用

Photo by 馬原 香織

【割合】めんつゆ2:レモン果汁1
【おすすめレベル】★★★★★

レモン果汁の酸味に、だしの風味やみりんの甘味が感じられるめんつゆを合わせます。本格的でまろやかな味わいのポン酢になりますよ。しょうゆで作る場合に比べてやさしい甘味が加わるため、酸味が得意でない方も食べやすいです。

酢の代わりにレモン果汁を合わせることで、本来のポン酢らしい柑橘風味の味わいに。酸味が強い味わいがお好みの方は、めんつゆ1:レモン果汁1の割合にするのもおすすめです。

【まとめ】ポン酢の代用方法一覧

材料おすすめ度ポイント
だしの素+しょうゆ+酢+みりん★★★★★・だしの素入りで旨味を感じる
・みりんでまろやかな味わいに
しょうゆ+酢
(1:1)
★★☆☆☆・調味料が少なく簡単
・塩気、酸味をガツンと感じる
・すし酢で作ると酸味がおさえられる
しょうゆ+酢+みりん
(1:1:1)
★★★☆☆・みりんで甘味とまろやかさをプラス
・コクのある味わいに
・アルコール分はレンジや鍋で温めて飛ばす
めんつゆ+酢
(2:1)
★★★★☆・酸味・塩味が強すぎないやさしい味わい
・めんつゆ:酢=1:1にすると酸味がたつ
しょうゆ+レモン果汁
(1:1)
★★★★☆・柑橘の香りで本来のポン酢らしい味わいに
・ゆず、かぼすなどでも代用可
・レモン汁と酢を混ぜて使っても
めんつゆ+レモン果汁
(2:1)
★★★★★・本格的でまろやかな味わいに
・酸味が苦手でも食べやすい
・めんつゆ:レモン果汁=1:1で酸味強めに

料理によって代用方法を使い分けるのがおすすめ

ポン酢は家庭にある身近な調味料で代用できます。買い忘れたり、少しだけ使いたかったりするときは、手軽に代用レシピを活用してみてくださいね。鍋料理のたれのように、しょうゆ味に酸味が感じられればよいというときは、一番簡単な代用方法でも十分満足できます。

ポン酢が味の決め手となるような料理に活用するときは、だしやみりん、めんつゆやレモン果汁などを組み合わせて、より本格的味わいの代用方法を試してくださいね。
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