ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

東南アジアの旨辛アイテム「サンバル」をカルディで発見!

Photo by muccinpurin

海外調味料の宝庫として知られるカルディから、東南アジアでは欠かせない辛味調味料「サンバル」が発売されました。

サンバルは、マレーシアやインドネシアをはじめ、東南アジアでは欠かせない辛旨アイテム。何を隠そう東南アジア好きの筆者は、マイサンバルを持つほどの東南アジア好きでして。カルディで見つけたときには、二度見して喜んだものです。

中東生まれのハリッサに続き、ネクストブレイク必至のサンバルをご紹介します。

インドネシアやマレー料理に必須の「サンバル」とは

サンバルとは、インドネシア料理やマレー料理に欠かせない、辛味調味料。サンバルとひとことで言っても甘味のあるものから辛味の強いものまで、各家庭やお店ごとにさまざまな味があります。

唐辛子の辛さ、香味野菜の深い旨みが特徴

唐辛子や玉ねぎ、にんにくが主な材料で、塩、こしょう、えびの発酵調味料 “トラシ” が入ることから独特の香りがするのが特徴。トマトや赤パプリカが入り、酸味やマイルドさも味わえる、一度食べるとクセになる調味料です。

現地での使われ方は?

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実際にマレーシアやインドネシアでどんな風に使われているかご紹介しましょう。

マレーシアで愛される国民食的朝ごはん “ナシレマッ” には、サンバルが欠かせません。ココナッツミルクで炊いた甘いココナッツライスに、フライドチキンや煮込んだ鶏肉、ゆで卵、きゅうり、イカンビリスと呼ばれるじゃこ、揚げピーナッツが添えられ、好みでサンバルを加えて全体を混ぜながらいただきます。

甘いごはんとジューシーな鶏肉、深い旨みとコクのあるサンバルが混ざり合って、得も言えぬ味わいに。辛いだけでなく発酵調味料や玉ねぎ、にんにくの旨みがたっぷり詰まったサンバルあってこそのおいしさです。

ほかにも空芯菜を炒めたり、現地のコンビニには、海苔に包まれた「サンバルおにぎり」が売られるほど、アジアで愛されています。

カルディで買える「サンバル」

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429円(税込)
話をカルディのサンバルに戻しましょう。カルディのサンバルは1瓶120g入りで429円と、瓶入り調味料にしてはややお高め。インドネシアの民族衣装に身を包んだ女性が描かれた、エキゾチックなデザインが目印です。

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原材料はパプリカ(ポルトガル)、玉ねぎ、トマトピューレ、醸造酢、生姜、唐辛子、魚醤などなど。そのほかニンニク、ライム果汁、海老味噌などが入っていて、辛味だけでなく旨味要素が詰まっていることがわかりますね。

原産国は日本で、“お店で食べる手作りサンバルをほどよい辛さに仕上げました” と記されています。100gあたりのカロリーは107kcalで、油を使っている割にはカロリー控えめと言えそうです。

香りからすでに本場っぽさプンプン!

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見た目は豆板醤に似ていて、トマトやパプリカ、唐辛子やにんにく、玉ねぎがすりつぶされ、ざらざら感が残っています。瓶のふたを開けた瞬間、漂う唐辛子と魚醤の香り……これぞアジア!という感じです。

口に含んで1秒ほど待つと、舌先が痺れるような辛さがジリジリやってきますが、にんにくの旨みや魚醤風味が追いかけてきて、辛さと旨さが混ざります。料理に使えば辛さが和らぎ、ちょうどいいおいしさになりますよ。
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