ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

エルメ×セブンの人気シリーズ、最新作はバニラ風味

Photo by muccinpurin

「ピエール・エルメ シグネチャー エクレアキャラメルバニラ」321円(税込)
2022年1月18日(火)、世界的パティシエとして日本でも人気が高い、ピエール・エルメ氏が、セブン-イレブンのために考案する人気シリーズに新作が登場しました。

「ピエール・エルメ シグネチャー エクレアキャラメルバニラ」は、歯切れのいいエクレア生地に、たっぷりのキャラメルカスタードクリームと、バニラ香る口どけなめらかなホイップクリームをサンドした、シンプルにながらこだわりの詰まった逸品です。

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原材料は、牛乳(国内製造)、クリーム、卵、クッキー生地(小麦粉、砂糖、ショートニング、卵、そのほか)などなど。キャラメルペーストやチョコレートも使っているようです。

ピエール・エルメ シグネチャーシリーズではこれまで、バニラクリームにストロベリーソースを効かせた「エクレア ストロベリー」や、マンゴーの果肉とソースをたっぷりとサンドした「エクレア マンゴーキャラメル」など、エクレアにひと手間加えたアイテムを発売してきました。それと比べて最新作のエクレアキャラメルバニラは、ややシンプルな気もしますが……。

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形が崩れないようにトレーに入ったエクレアは、しっかりと焼き込まれたエクレア生地にたっぷりのキャラメルカスタードクリーム、バニラホイップクリームがサンドしてあります。バニラクリームに見える黒い粒のようなものは、バニラ由来のものだそう。確かに、バニラ特有の甘い香りが漂います。

1個税込321円、1個当たりのカロリーは271kcalでした。

ほろ苦ビターなオトナ味

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キャラメルクリームはしっかりと焦がされていて、甘さの中にほろ苦さを感じられるオトナ味。紅茶はもちろん、砂糖なしのコーヒーと相性がよさそうですよ。和のお茶と合わせるならほうじ茶なんかもよさそう。

これまでのフルーツソースやフルーツをベースにしたフィリングと違い、キャラメルクリームはやや濃厚な部類に入りますが、エクレア生地をしっかりと焼き込むことで、生地もフィリングに負けないおいしさです。

クリームが濃厚なので、フランスらしい厚手のエクレア生地がよく合います。フニャフニャとやわらかなエクレア生地では、クリームの主張が強すぎてバランスが取れないはず。おいしいパーツを、ちょうどいいバランスで組み合わせるという、好例を見た気がします。

ほんのりと感じる塩気が、フィリングが甘くさせすぎず全体の味を引き締めてくれて、痒いところにも手が届く印象。甘ったるすぎず、締める部分は締める、まさに計算しつくされたバランスです。

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キャラメルとバニラの組み合わせはシンプルすぎるのでは……という心配をよそに、ほどよいキャラメルの焦がし具合と、バニラが上品に香るバニラホイップクリーム、しっかりと焼き込まれた力強いエクレアで、完璧なバランス。

シンプルなものほどバランスがむずかしそうですが、単調すぎず奇をてらいすぎず、また食べたくなるようなちょうどいい味わいでした。さすがは世界のピエール・エルメ!

寒くなればなるほどキャラメルのような濃厚な素材がおいしく感じるので、今の時期の発売にも納得!温かいドリンクと合わせれば、最高のティータイムが楽しめそうです。

シンプルかつ奥深い、ずっと食べていたくなるエクレア

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セブン-イレブンと世界的パティシエ ピエール・エルメ氏とのコラボスイーツ最新作「ピエール・エルメ シグネチャー エクレアキャラメルバニラ」。

フルーツを使ったこれまでのコラボアイテムほどの華やかさこそないものの、クリームの甘さや量、エクレア生地の厚さや焼き込み方、ほんのりと塩を効かせるなど、痒いところに手が届く、安定のおいしさでした。飽きのこないシンプルな味わいは、ずっと食べていたいと思わせるほど。

同じアイテムをさまざまな素材で展開する同シグネチャーシリーズ。毎回新たな発見と、期待を裏切らないおいしさでファンが多いのも頷けます。また次回のコラボレーションにも期待しましょう。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。

商品情報

■商品名:ピエール・エルメ シグネチャー エクレアキャラメルバニラ
■内容量:1個
■価格:321円(税込)
■カロリー:1個あたり271kcal
■販売日:2022年1月18日(火)以降順次発売
■販売場所:北海道、東北、関東、甲信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州
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