保存容器はしっかり乾燥・消毒させたものを使う

常備菜にとって、細菌と水分は大敵です。調理段階で加熱して細菌と水分を減らしても、保存容器に水分や細菌が残っていては、保存している間に細菌が増殖してしまいます。

保存中に細菌が増えるのを防ぐためには、しっかり乾燥させた保存容器を用意し、除菌してから使用しましょう。素材によっては熱湯消毒も可能ですが、水分が残ってしまう可能性があるため、蒸発しやすいアルコールでの除菌がおすすめです。

清潔な道具で取り分ける

保存容器以外に、取り分けるための道具にも注意が必要です。例えば、保存容器に入れていた常備菜を取り分けるとき。ほかの食材を触ったトングや菜箸を使いまわしてはいけません。

細菌は思わぬところに付着しており、道具を使いまわすことは細菌を広げることにつながります。常備菜ごとに新しい道具を用意し、できればアルコールで除菌してから取り分けるようにしましょう。(※1)

しっかりと粗熱を取ってから保存する

保存容器に料理を入れ、熱いうちにふたを閉めてしまうと、ふたの内側に水滴がたまりますよね。この水滴が落ちれば、料理の中に不必要な水分が加わり、容器内は細菌が増殖しやすい環境になってしまいます。

特に料理が熱いままふたを閉めた保存容器の中は、温かくて水分が多く、栄養もたっぷりで細菌の増殖にぴったりの環境です。料理を保存するときは、粗熱がしっかり取れたことを確認してからふたをしましょう。“粗熱が取れた”と判断できる目安は、以下のとおりです。

・容器の外側を触るとぬるい
・料理に手をかざしても熱を感じない


また熱いままの料理を冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が上がり、まわりの食材が傷む原因にもなるので注意しましょう。(※1)

あとひと品やメインにも!おすすめの常備菜レシピ6選

1. さっぱりさわやか。大葉香る切り干し大根

Photo by macaroni

調理時間:30分
保存期間(冷蔵):2〜3日


大葉と梅干しは相性が良く、どちらも細菌の増殖を抑える効果が期待できる食材。栄養満点の切り干し大根とあわせると、食感がよく風味もさわやかな副菜に仕上がります。切り干し大根の匂いが気になる方は、水で戻した後、熱湯でさっとゆでてみてください。

2. ごはんが進む!無限ピーマン

Photo by macaroni

調理時間:5分

ピーマンとツナ缶だけなのに、ごはんがもりもり進む無限ピーマン。ボウルに材料と調味料を入れて、電子レンジで加熱するだけであっという間に作れます。作り置きもできますが、ピーマンから出た水分が多い場合は早めに食べ切るようにましょう。

3. おつまみやお弁当に!にんにく醤油の冷凍唐揚げ

Photo by macaroni

調理時間:25分
保存期間(冷凍):約2週間


にんにくのパンチとしょうゆの香ばしさがクセになる唐揚げは、おかずはもちろんお弁当にも大活躍!いつもより多めに揚げて冷凍保存しておけば、いつでも好きなときに唐揚げが食べられます。
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