ライター : dressing

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自分へのご褒美にも大切な人への贈り物にも!【東京スイーツまとめ】

がんばっている自分へのご褒美や家族の記念日、職場への差し入れなど、おいしいスイーツを求めるシーンはさまざまにあります。

そこで今回は、2021年に東京にオープンしたスイーツ店の中から、とびきりのおすすめ店をピックアップしてご紹介。

何度もリピートしたくなるステキなお店ぞろいなので、全店制覇ももちろんあり! 気になるところから早速足を運んでみて。

【1】名パティシエが独立オープンした『コンフェクトコンセプト』(稲荷町)

フランス・パリのパティスリーの名店で修業し、東京の人気パティスリー『タントマリー』(現在は閉店)のシェフパティシエを務めた遠藤淳史さんが独立し、東京・稲荷町に『コンフェクトコンセプト』をオープンした。

これはSNSで多くの有名パティシエが発信したことにより、瞬く間に多くの人に知られるところとなった。
全面ガラス張りのスタイリッシュな外観は、決して派手な見た目ではないが、土台のフォルムやクリームの形まできっちりそろっている、遠藤さんのケーキに通じるものがある!
空間を贅沢に使い、季節のフルーツやチョコレートを使ったケーキ、焼き菓子やヴィエノワズリー(菓子パン)を並べた店内は、あたたかみある空気感が魅力。ゆっくりと買い物を楽しみたくなること請け合いだ。
ケーキやパンの土台となる生地に使う卵や生クリーム、小麦粉は、作るものによって使い分けるほどのこだわりよう。また、理想の味わいに近づけるために数種類の材料をブレンドすることもあるという。
人気のケーキは、真っ赤なイチゴとやさしいグリーンのムースのコントラストが美しい「苺とピスタチオのシャルロット」(写真上)。キルシュで香り付けしたピスタチオムースの下には、イチゴのコンポート、ピスタチオのクリームが層をなすアーティスティックな一品だ。
手間暇がかかるため1日18個限定の「サヴァラン」(写真上)は、きめ細やかな生地と生クリーム、オレンジピールのトッピングの組み合わせの妙が楽しい。
皮にもチョコレートを使ったスタイリッシュな見た目のこちらは「シューグルマン」(写真上)。写真にも写っているホワイトチョコレートのクリームシャンティ(ホイップクリーム)の下には、ミルクチョコレートのガナッシュがたっぷり。子どもも大人も大好きな味わいだ。
「気軽に訪れて、楽しんでもらえたらうれしいですね」と遠藤さん。いくつもの味が絶妙なバランスで重なるケーキは、クラシカルでありながら、味わいは軽やかで、気取りのなさがとても魅力的だ。

店舗情報

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【2】オーダーを受けてから最後の仕上げ! できたてお菓子を味わえる『リートゥス』(新富町)

フランス料理店『ミクニ マルノウチ』パティシエ部門でキャリアをスタートさせた後、イタリア料理店でデザートを任されたことがきっかけで本場の味に興味を持ち、イタリアに渡った塩月沙織さんがオーナーを務める『リートゥス』。

現地では、ミシュランの星付きレストランなどで7年間研鑽を積み、イタリアのグルメ誌が選ぶベスト・パティシエ賞を受賞したこともあるという。
「日本ではあまり知られていない、イタリアの素朴なお菓子をたくさんの人に知ってほしい」との想いを胸にオープンした『リートゥス』は、真っ白な壁や石畳がリゾート地のようなムードを醸し出している愛らしい外観。訪れるたびにプチバカンス気分を味わえそうだ。
店内には、冷蔵のショーケースの設置はない。カウンターには、素朴な焼き菓子が数種類並べられてはいるが、基本的に作り置きはせず、オーダーを受けてから最後の仕上げをするというから驚きだ。
『リートゥス』では、塩月さんが修業した南イタリアと北イタリアのお菓子を中心に、定番と季節限定のお菓子、焼き菓子など10種類以上のスイーツをそろえるが、そのなかで塩月さん自身が「自分の店を開くならこれは外せない」と考えたのが、シチリアを代表する郷土菓子「カンノーリ」(写真上)。 気泡たっぷりのクリスピーな皮の中に注入されているのは、酸味が楽しいリコッタチーズ。トッピングはシチリア産の中でも最高級と言われるブロンテ産ピスタチオだ。
もちろん、クリームを詰めるのはオーダーを受けてから。そのため、ザクザクとした生地の食感を最大限楽しめるのがうれしい。
イタリアでの修業時代に覚えたレシピで作った「トルタクレモナ」(写真上)は、サックリ軽快なタルト生地としっとりしたフィリングのマリアージュが絶妙。フィリングにはアーモンドとヘーゼルのパウダーがたっぷり。甘酸っぱいあんずジャムのアクセントもたまらない焼き菓子だ。
こちらは、塩月さんも大好きだという「ボンボローニ」(写真上)。小麦粉や卵、牛乳で作った生地をイーストで膨らませて揚げ、クリームを詰めた、いわばイタリア版揚げドーナツ。バールなどで朝食代わりに食べられる、イタリア人が大好きな菓子パンのひとつだ。 こちらも、オーダー後にクリームを詰めてくれる。クリームは、カスタードとリコッタチーズの2種類。このほか、季節ごとにチョコレートやあんずジャムといったフィリングも登場する。
おもたせをお探しなら、さまざまな焼き菓子をギフトボックスに箱詰めしてもらうのはいかが? トウモロコシの粉を使ったクッキーをはじめとする珍しい焼き菓子ぞろいなので、受け取り手にも喜んでもらえること間違いなし!

店舗情報

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【3】サステナブルで身体にやさしいお菓子作りを心がける『シヅカ洋菓子店』(三田)

生産者が手塩にかけて育てた素材を厳選! 素材本来の味わいを堪能できる焼き菓子や生ケーキを生み出し続けている『シヅカ洋菓子店』は、東京メトロ・白金高輪駅または都営地下鉄・三田駅から歩いて10分程度の住宅地奥に立地する。
外観、内観ともに余計な装飾が皆無でシンプルそのもの。“自然にやさしい材料で作ったシンプルなお菓子”というコンセプトをそのまま表現しているかのようだ。
同店を立ち上げたのは、代表を務める栗原さんをはじめ、『ピエール・マルコリーニ』で活躍していた3人のスタッフ。

『ピエール・マルコリーニ』といえばセレブにも愛される華やかなイメージだが、その真逆をいくミニマルな世界観に辿り着いたのは、コロナをきっかけに、自然や健康に配慮したものづくりを意識するようになったから。

お菓子作りを通じで、サステナブルな社会の実現に貢献することが目標だという。
そうしたコンセプトのもと選んだ食材は、農薬や化学肥料を極力使用していないものが大半。たとえば、卵は平飼いの有精卵、砂糖は種子島産のサトウキビを使ったキビ糖を使用しているが、店内ではそうした説明は一切掲げていない。 「お菓子はおいしいことがなにより大事。おいしければ、またお客さんが来てくれる」という栗原さん。つまり、お菓子のサステナビリティを「おいしさ」ととらえているのだ。
そんな『シズカ洋菓子店』で良質な素材の醍醐味を堪能したいなら、ビスケットやマドレーヌなどの焼き菓子をぜひ試してみてほしい。
全粒粉を使用した「ナチュラルビスケット」(写真上・左)に、キビ糖と国産ハチミツで甘さを加えた「ナチュラルハニービスケット」(同・右)など、毎日でも食べたくなるやさしい味わいのお菓子が豊富にそろっている。
しっとりとした生地が好きなら、バターの豊かな風味を堪能できる「ハニーマドレーヌ」(写真上)もイチオシ。
リッチな雰囲気に浸れるフルーツケーキをお求めなら、旬のフルーツを使ったショートケーキはいかが? こちらはメロンのシーズンにお目見えする「SHIZUKAショートケーキ メロン」(写真上)。キビ糖で作られた甘さ控えめの生クリームなら、甘いものが得意ではない人もぺろりと平らげてしまうこと必至!
お店に行く時間がなかなかとれないなら、オンラインショップで購入可能な焼き菓子はいかが?とくにおすすめは、人気のビスケットを詰め合わせたアソート缶。

受け取り手を選ばないシンプルなデザインだから、男女ともに喜んでくれること間違いなし。もちろん、自分へのご褒美として活用するのもとってもステキ!
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