ブロッコリースプラウトの育て方。おうちで簡単に栽培できる♪ (2ページ目)

ブロッコリースプラウトを栽培する際の4つのポイント

1. 種は「ブロッコリースプラウトの種」を用意する

ブロッコリースプラウトを育てる際は、「ブロッコリーの種」ではなく、必ず「ブロッコリースプラウトの種」を用意してください。ブロッコリーの種は薬品が使われていることが多いため、短期間で収穫するブロッコリースプラウトの栽培には向いていません。

2. 雑菌に注意する

スプラウト栽培は菌が繁殖しやすいので、最初に容器を除菌しておくのがポイントです。食品用のアルコールスプレーを使えば、さっと拭き取るだけで簡単に除菌できますよ。

また、容器に種が重ならないように並べ入れるのもポイント。密集した状態で育てると、菌の繁殖や腐敗の原因となります。栽培中は直接手で触れるのを避け、できるだけ清潔な状態を保つようにしましょう。

3. 適した栽培場所を選ぶ

先述のとおり、スプラウトの栽培に適した温度は20～25℃。夏は風通しのよい涼しい場所に、冬は暖かい室内に置くようにします。また、スプラウトは湿度に弱いので、多湿になる場所は避けるようにしましょう。

湿度がたまりやすいシンク下や、室温が低い冷蔵庫内は栽培に適さないので、避けるようにしましょう。このほか、冷暖房の風が直接当たる場所も避けたほうがいいですよ。

4. カビを発生させないためには

「スプラウトを育てていたらカビが生えてしまった」という失敗事例も……。スプラウトにカビを生やさないためには、湿気対策をすることが大事です。

多湿になりやすい場所を避けるほか、乾燥剤を使うのもおすすめ。スプラウトの遮光に使うカバーやアルミホイルに乾燥剤をテープなどでしっかりと貼り付け、落ちないようにしましょう。

この際に大事なのが、乾燥剤が水や植物に触れないようにすること。とくに「石灰乾燥剤」が濡れると発熱して危険なので、植物や水とは十分に距離を離し、しっかりとテープで固定するようにしてください。

ふわふわした白い毛はカビ？

スプラウトの根に白い毛のようなものが生えることがありますが、これはカビではなく「スプラウトの根っこ」。ふわふわした見た目なのでカビと見間違えそうですが、問題があるものではありません。

白い毛（根っこ）とカビの見分け方ですが、胞子状になっていて指で触れると簡単に落とすことができるものはカビの可能性が高いです。一方、白い毛（根っこ）は根元にぎっしりと張り巡らされているため、手や水流では簡単に取れません。

カビかどうかの判断に迷ったら、指で触れてみて簡単に取れたり、落ちたりするか確認してみましょう。

ブロッコリースプラウトを栽培する際のポイント

「ブロッコリーの種」ではなく、必ず「ブロッコリースプラウトの種」を用意
菌の繁殖を抑えるため、最初にアルコールスプレーなどで除菌しておく
高温多湿な場所は避け、風通しのよい場所で栽培する。冷蔵庫は室温が低いため適さない
カビ対策をする場合は乾燥剤の使用を検討。その際は、水や植物に触れないようにすることが大事

ブロッコリースプラウトは2回目以降も栽培できる？

ブロッコリースプラウトは再生野菜ではないため、一度収穫したら再び育つことはありません。かいわれ大根やレッドキャベツスプラウトも同様です。

2回目以降も栽培したい場合は、豆苗がおすすめですよ♪ ほかにも小ねぎや水菜など再生野菜にはいろいろな種類があるので、気になる方は以下の記事をチェックしてみてくださいね。