てっぽう

「てっぽう」は豚の直腸のこと。一頭からわずかしかとれない貴重な部位です。切り開いた形が鉄砲に似ていることから名付けられました。弾力が強く、噛みごたえのある食感。焼き鳥ではタレやみそ味で食べるのが一般的です。

ひも

豚の小腸は「ひも」と呼ばれます。牛の小腸も同様に呼ばれることも。全体に細かいヒダが入った細長い形が特徴です。やや硬く、歯ごたえがあります。

かしら

焼き鳥では、豚の頭部のなかでも頬肉やこめかみの肉を「かしら」と呼びます。どちらも適度に動かす部位のため、赤身が多くやわらかいのが特徴。もちもちとした食感で、塩でもタレでもおいしいですよ。

がつ

「がつ」は豚の胃袋を指します。コリコリとした独特の食感と淡白な味わいが特徴です。くさみが少ないので、塩焼きの焼き鳥がおすすめ。噛むごとに旨みが口いっぱいに広がります。

あか

「あか」は肝臓(レバー)のこと。見た目が赤いことから名付けられました。レバニラ炒めに使われるのも、この部位。豚以外に、鶏のレバーも「あか」と呼ばれていますよ。牛レバーにくらべてクセがなく、しっとりとした食感が特徴です。焼き鳥ではタレで食べるのが一般的。
▼希少部位の名前・特徴のまとめ
名前部位特徴
しろ豚の大腸・ぷりぷりとした食感
・くさみはなく食べやすい
てっぽう豚の直腸・弾力が強く噛みごたえがある
ひも豚の小腸・細かいヒダが入った細長い形
・やや硬く、歯ごたえがある
かしら豚の頬肉やこめかみの肉・赤身が多くやわらかい
・もちもち食感
がつ豚の胃袋・コリコリ食感と淡白な味わい
・くさみが少ない
あか豚・鶏の肝臓・牛レバーにくらべてクセがない
・しっとりとした食感

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