ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

話題の調味料、梅あぶらってなに!?

Photo by muccinpurin

リモートワークを取り入れる企業が多い昨今、家での食事回数が増えたという方も多いはず。毎回おかずを作るのもなかなか労力がいるため、手軽にごはんがすすむ食材はあればあるほど助かりますよね。

この記事で取り上げる「梅あぶら」も相当なごはん泥棒。気になる味わいと、ごはん以外に使える、ちょい足しアレンジをご紹介します。

テレビ番組で紹介されて話題に

じつはこの梅あぶら、人気バラエティ番組で取り上げられて以来注目が集まり、入荷待ちを繰り返しているのだとか。

さらに、グルメアナウンサーとして知られる八塚さんもおすすめするアイテムとして、ますます話題に。ごはん泥棒界の期待の星なんですよ。

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石神邑(いしがみむら)「梅あぶら」

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「梅あぶら」540円(税込)
梅あぶらは、和歌山県にある紀州梅専門店、石神邑(いしがみむら)が作る梅加工品。日本の保存食として慶長年間から長く愛されてきた梅干しですが、近年日本人の梅干し離れが進み、いまこそ「梅干しはうまい」ということを伝えるべく作られたのだそうです。

1瓶80g入り、税込540円で販売されていますよ。

“あぶら” の意味が発覚!

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驚くべきは梅あぶらの材料!

白地に赤のシンプルなパッケージからして、梅をベースにしたさっぱり系の味わいなのかと思いきや、材料に目をやるとベーコンの文字!玉ねぎやベーコンを加えることで、和の梅に洋の旨みをプラスしていることを知り、いい意味で裏切られました。

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ふたを開けてみると、梅のさわやかな香りがふわり。ツンとした酸味ではなく、やさしくまろやかな酸味。ピンク色の梅に白いごまも見えますね。

梅 “あぶら” というだけあってつやつやしており、こめ油やベーコンの脂をまとった様子が確認できます。

まろやかな酸味と旨み、そして…

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スプーンで少量をすくい舐めてみると、梅の果肉のなかからベーコンのかけらが!まろやかな酸味に隠れて、時折ベーコンの塩気と脂が顔を出し、旨みがじゅわっと染み出します。

梅もベーコンも好きで多用する筆者ですが、さすがにふたつを一度に食べるのは初体験。そもそも梅と油を組み合わせるだけでもかなり新鮮です。とはいえ実際に味見してみると、ベーコンの旨みが溶け出した油のおかげか、梅干しの酸味がまろやかに。ベーコンの塩気が梅の風味を引き立て、いいアクセントになっていますよ。

油を使っているとはいえ油っぽさを一切感じないのは、梅のさっぱり味あってこそ。酸味と旨み、コクがちょうどいいバランスで味見が止まりません。

炊きたてごはんにオン!

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メーカーも推薦する梅あぶらの一番おいしい食べ方、炊きたてのごはんにオン!でいただきます。白いごはんに梅のピンクがよく映えますね~。

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ごはんの湯気にのって立ち上る梅のさわやかな香り。梅の酸味もマイルドで、油のコクが加わりごはんが甘く感じます。ベーコンの塩気がますます食欲を刺激し、ごはんが無限におかわりできそう……。

ごはんに混ぜて握れば梅オイルおにぎりになり、お茶漬けのトッピングとしても使えそうです。
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