11. 放射線状に線を付ける

Photo by mikA.K

シフォン型の中央から外に向かって5~6か所、スプーンや細いゴムベラを使って線を入れます。こうすることで、きれいに膨らみやすくなります。

180℃に予熱したオーブンで30〜35分焼きます。

12. 焼き上がりを確認して冷ます

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割れ目の部分に竹串を刺して引き抜き、何もついてこないようなら焼き上がりです。

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瓶などに筒の部分を刺して逆さにし、しっかりと冷まします。倒れないように注意しましょう。

パティシエのワンポイントアドバイス

  1. すぐに型から外したり、逆さにせず冷ましたりすると、ふくらんだシフォンケーキの生地がつぶれてしまいます。逆さにして冷まし、完全に生地が冷めてから外しましょう。

13. 型から外す

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シフォンナイフを使って、型から外したら完成です。

ふわふわなシフォンケーキを作るコツ

シフォンケーキをふわふわに仕上げるコツは、メレンゲを適切な状態にすること。固すぎずゆるすぎず、つやがあり、ツノが軽くおじぎするくらいがベストです。メレンゲを作るときは、グラニュー糖を必ず3回に分けて加えましょう。

卵黄生地とメレンゲを混ぜるときも注意が必要です。混ぜすぎは気泡をつぶしてしまう原因になりますが、混ぜが足りないのも失敗の原因につながります。

失敗の原因はこの3つ!

1. 腰折れ(側面部分が折れ曲がる・くぼむ状態)

冷まし足りないときや、焼き時間が短いときに起こる現象です。割れ目までしっかり色がつくのを目安に焼き、冷ますときは必ず逆さにしましょう。型が冷たいと感じるくらい、しっかり冷ましてから外すのがベストです。

2. 大きな空洞ができる

オーブンの温度が高すぎたり、混ぜ方が足りなかったりすることが原因です。急激に温度を上げてしまうと、なかの気泡が大きく膨らみすぎてしまいます。しかし、低すぎる温度も立ち上がりが悪く、目詰まりを起こしてしまいます。また、卵黄生地と卵白の混ぜ方が足りない場合にも気泡ができてしまいます。

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