10. 背脂こってりからさっぱりまで「京都ラーメン」

京都のラーメンは、こってり系の「京都ラーメン」と呼ばれます。「本家第一旭」や「天下一品」、「ラーメン魁力屋」など京都発祥の有名店があり、全国展開しているお店もたくさん。

京都の中心から北へ向かったところにある一乗寺界隈は、ラーメンストリートと呼ばれています。背脂たっぷりのこってり系から、さっぱり系まで個性あふれるラーメン店が腕を競い合う、まさにラーメン激戦区です。クリーミーな鶏ガラスープで大人気の「中華そば 高安」もありますよ!

おすすめ店:鴨出汁中華そば ROKU(河原町)

Photo by オミ

1,100円(税込) 鴨清湯麺
こってり系の京都ラーメンのなかで異彩を放つ「鴨出汁中華そば ROKU」は、ミシュランガイド2つ星を獲得した中華料理レストランのシェフがプロデュースしたお店です。

京都産の鴨とフランス産の鴨をブレンドした出汁が使われ、あっさりしているのに深いコクの広がる、ひと味もふた味も違うラーメンをいただけます。

「鴨清湯麺(かもちんたんめん)」は、しょうゆベースの澄んだスープとシコシコの極細麺が特徴。鴨の甘い脂がスープに浮かび、鴨の旨味がたっぷりです。濃厚な「鴨白湯麺(かもぱいたんめん)」も人気で、白湯は細麺と太麺のどちらか選べますよ。
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11. 名物のあぶり餅は必食「団子」

まあるい形ともっちりした食感で、古くから日本人に親しまれている団子。白玉粉や上新粉など穀物の粉に水を加えて作られるのが一般的です。京都の下鴨神社の祭事で神前に供えられた団子がはじまりで、しだいに一般の人にも広まったといわれます。

甘辛味のタレがかかったみたらし団子、あんこをのせた団子、しょうゆが香ばしい甘くない団子など、幅広い味付けが楽しめるのも魅力。京都の観光地には、団子のテイクアウトができるお店が多いので、歩き疲れたら団子を食べてパワーチャージしてくださいね。

おすすめ店:十文堂(東山)

Photo by オミ

750円(税込) 団楽
見た目にもかわいらしい団子が人気の「十文堂」は、八坂の塔へと続く八坂通と東大路通りが交わる場所にあります。

「十文堂」の団子は、巫女さんが使う神楽鈴を模して作られたそうで、ひと粒の大きさは直径が1センチを超えるほどのサイズ。5種類の団子がセットになった「団楽」ですが、ペロッと食べられてしまいます。

きな粉たっぷりの「みたらし」、丹波産大納言を使用した「粒あん」、海苔としょうゆが食欲をそそる「いそべ焼き」、甘さとほんのりしょっぱさのある「京風白みそ」、原了郭の黒七味を付けていただく「黒ごま醤油」の5つの味が楽しめるよくばりメニューです。
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12. やさしいだしの効いた「京うどん」

京都はうどんがおいしいことでも知られています。京都のうどんは、かつおと昆布だしでしっかり味を効かせた、透き通るきつね色のだしが特徴です。

一般的なきつねうどんやきつね蕎麦のお揚げは、甘く味付けされていますよね。ところが、京都のきつねうどんや蕎麦のお揚げは甘くありません。しかも、切り刻んだお揚げがトッピングされています。

京都の料理には、舞妓さんが食べやすいようにサイズダウンしたものが多いので、もしかすると、お揚げも舞妓さんのおちょぼ口サイズにしてあるのかもしれませんね。

おすすめ店:京うどん 生蕎麦 岡北(東山)

1,680円(税込)

天とじうどん

京都でうどんがおいしいお店として有名な「京うどん 生蕎麦 岡北」。平日でも開店前から行列ができるほどの人気店です。天然利尻昆布のみを使用するだしは、まろやかさとキレのある旨味が特徴で、一滴残さず飲み干したくなる味。そこへ、ツヤとコシのあるうどんが合わされば、おいしくないわけがありません。

お店の人気メニューのひとつ「天とじうどん」は、丼一面にきめの細かい卵が広がります。2尾の天ぷらの尾が顔を出すヴィジュアルも独特ですね。やさしい甘さのだしと、ふわふわの卵、もちもちのうどんのとりこになる人が続出です。
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