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魚へんの漢字は数多く存在しますが、魚へんに「◎」が合体した漢字を見たことはありますか?まさか記号が入っている漢字が存在するなんて!この漢字の誕生には、江戸っ子の遊び心が関係していたんですよ。この不思議な漢字についてご紹介します。

魚へんに「◎」の漢字があるの!?

紙にボールペンで書かれた、魚へんに「◎」の漢字

Photo by でぐでぐ

魚へんに「◎」と書いたこの漢字、なんと読むか知っていますか?魚へんの漢字には、「青い魚だから魚へんに青で鯖!」「弱い魚だから魚へんに弱で鰯!」など、漢字の「つくり」の部分の意味を生かした漢字が多いですよね。

しかしこの漢字には、ほかの漢字では見ることのない記号「◎」が使われています。「◎」を「ベリーグッド」の意味で使って、とってもおいしい魚の名前を表しているのか……?いえいえ、この漢字は「◎」の形をした、魚が関係するある食材を表しているのです。もうそろそろお分かりになった方もいるのでは?それでは、答え合わせをしましょう!

「◎」の形をした食材の名前

答え:ちくわ

「◎」は、ちくわの筒状の形を表していたのです!確かに、輪切りにすると「◎」に見えますね。ちくわは、スケトウダラなどの魚肉から作られる練り物なので、魚へんが使われているのです。洒落のきいたこの漢字は、どのようにして誕生したのでしょうか?

誰が作ったの?

落語家の遊びから生まれた

この漢字は、落語家さんの遊び心から生まれたと言われています。落語といえば、おとぼけもののはっつぁんや、せっかちな熊さんといったおなじみの登場人物の対話形式で進められるものが一般的ですが、「字噺(じばなし)」というスタイルもあります。

「字噺」とは高座へ紙を貼り出して、筆で文字を書きながらお話を進めるもの。すでに存在する漢字を分解して物語を進めたり、ふたつ以上の漢字を組み合わせて新しい漢字を作って遊んだのです。

「先日、魚を食べまして」と言いながら魚へんを書き「こんな形をした魚だったんですよ」と「◎」を、そして最後に「魚は魚でも、魚のすり身でできたちくわだったんですね!」といった風にオチをつけるのです。意味がわかるとすっきりしますね!

国字である

魚へんに「◎」で「ちくわ」と読むこの漢字は、国字の一種です。国字とはなんのことでしょうか?

漢字はもともと中国の文化で、日本に伝わり、現在まで使われてきたことは皆さんもご存知かと思います。この漢字に対して、中国以外の国で作られた漢字体の文字のことを「国字」と呼びます。一見すると漢字と変わりありませんが、日本で生まれたオリジナルの文字ということですね。

パソコンやスマートフォンで「ちくわ」と入力してみても、魚へんと「◎」が合体した文字はでてきませんよね。国字は漢字と比べて歴史が浅い分、パソコンなどに対応していないことが多いのです。

創作漢字

まだまだある!現代の創作漢字

産経新聞社営業局が運営する総合情報サイト「産経square」では、このような創作漢字のコンテストも開催されています。魚へんに「◎」のほかにも、

・米へんに「黄」でカレーライス
・魚へんに「板」でかまぼこ


など、ユニークな漢字が作り出されているんですよ。カレーライスもかまぼこも、それぞれ白ご飯とカレー、かまぼことかまぼこ板が並んでいる様子を見事に1文字で表現していますよね。

時代を映した作品も多い!

もちろん、食べ物だけでなく、現代の風景を漢字1文字におさめた、ユニークな作品も多いのです。たとえば、「見」という漢字を少し傾けた漢字。こちらは、スマートフォンを見ながらうつむいて歩く「あるきスマホ」を表しています。漢字1文字で現代の一場面を切り抜けるなんて、おもしろいですね。

創作漢字コンテストは、誰でも応募することができます。第7回の応募締め切りは2016年9月16日(金)と迫っていますが、興味のあるかたはぜひ応募してみてください。受賞作品を見ながら、その解説を読むだけでもとても楽しいですよ。

▼創作漢字コンテストの応募概要はこちら

その自由度はいかに

漢字は、コミュニケーションのために使う道具のひとつなので、自分で「これはちくわという意味の漢字!」と思っていても、相手にも同じ認識がなければ使うことはできません。「え、これどういう意味?」ときかれて、「魚へんと合わせたこの◎はちくわの切り口を表していて……」とドヤ顔で説明しても白い目で見られてしまいそうです。

もともとある文字の線の傾きを変えたり、実際には直線の部分を曲線に変えることで、その文字に新しい意味を持たせることができそうです。今回ご紹介した「ちくわ」の創作文字も、象形文字が作られた方法と同じ成り立ちだと言えます。たとえば、「目」という漢字も目のイラストを横向きに倒して、簡略化していった結果生まれた漢字ですよね。

このように、既存の漢字に現代の風景をプラスすることで、新たな象形文字を作ることができます。新しく生まれた漢字が多くの人に広まり、使われるようになれば、いつの日か漢字辞典にも載るかもしれませんね。

食卓に「魚◎」を取り入れてみる?

記号が入った漢字があるとは驚きでしたね。それも、古典芸能である落語から生まれるとは……。言葉や文字、伝統芸能も成長し続ける生き物であるとわかりました。ぜひお友達や家族、恋人と一緒に創作漢字作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。紙とペンがあればどこでもできますし、楽しく知的なひまつぶしになりますよ。

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