佐賀の銘菓といえば!丸ぼうろ工場に潜入。

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充実の初日を終えた翌日、羽田さんが朝から訪れたのが、佐賀市西魚町の「鶴屋」さん。江戸時代から伝わる、佐賀県の銘菓「丸ぼうろ」の老舗です。

かの大隈重信も愛したという逸話が残る丸ぼうろ。今回お邪魔した鶴屋のご先祖さまが、長崎の出島でその製法を学び、佐賀に持ち帰ったのが発祥と言われています。

今回は、鶴屋の15代目、堤一博さんにお話をお伺いしつつ、次々と丸ぼうろが作られていく工場に羽田さんと一緒に潜入してきました!

350年、ほぼ変わらない製法。

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羽田さん:
丸ぼうろ、全部手作りされていてすごいですね!感動しました!

堤さん:
ありがとうございます。最初に丸ぼうろのルーツについて話しますと、うちの二代目の太兵衛というものが、350年くらい前に長崎の出島で丸ぼうろの製法を習ってきて、佐賀に持ち帰ったのが始まりと言われています。

羽田さん:
そのころから今も、味はほとんど変わっていないんですか?

堤さん:
当時は卵がなかったから、今より硬いお菓子だったらしいんですが、それ以外はほぼほぼ製法は変わっていないですね。

羽田さん:
へえ、それはすごい!伝統を守っていくことって本当に大変なことですよね。工房を拝見しているだけでも、昔の時代から受け継いで、何百年も変わっていないんだろうなという風景でした。

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羽田さん:
そういえば、できたての丸ぼうろを食べると「懐かしい!」と思ったんですよ。どこかで食べたことがあるような、安心する感じがあって。

堤さん:
たしかにそうですね。佐賀県民の多くは、小さいころはたくさん食べるんですけど、大人になるにつれて一回離れるんです。でもまた懐かしくなって、年を重ねると丸ぼうろに戻ってくる。そういう特徴はあるかもしれませんね。

羽田さん:
消えちゃいけない、文化遺産ですね。

Photo by Mizuho Takamura

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オーガニックグラノーラの配合に挑戦!

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その後、羽田さんが向かったのが、佐賀市呉服元町にある「GRAN」さん。こちらは、自家製オーガニックグラノーラのお店です。

とても丁寧に香ばしく焼き上げたオーツ麦とドライフルーツは、どれもこだわり抜いた逸品。

今回は、ストロベリー、抹茶、チョコレート、ほうじ茶、コーヒーなど、数ある種類の中から羽田さん流にチョイスして、オリジナルブレンドにチャレンジしてもらいました!

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食物繊維やカルシウムをたっぷり摂取できるグラノーラですが、やっぱりおいしいのはマスト!ですよね。

GRANさんでは、そんな理想を叶えてくれるグラノーラに出会うことができるんです。試食した羽田さんもとても気に入ったようで、お気に入りのフレーバーをいくつかピックアップしてお買い上げされていました。
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旅の終わりは、自然に囲まれたレストランで。

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佐賀市の生産者さんをめぐる1泊2日の旅も、いよいよ終盤。

羽田さんが最後に訪れたのは、佐賀市大和町にある「山カフェレストランKUREHA」。代表の大曲さんが、佐賀の自然が育んだ食材にこだわってオープンされたレストランです。

"佐賀の味"にこだわった食材とお料理はもちろん、自然に囲まれたロケーションも気持ちの良いお店で、絶品ランチをいただきました。

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食後には、オーナーの大曲さんが大事に育てていらっしゃるハーブ園にも案内してもらうこととなり、旅の最後に自然の中でリフレッシュ!

「身体にやさしい、本物の味に出会えるお店を作りたい」と、まるで少年のようなまなざしで語る大曲さん。

ハーブ園を見学しながら羽田さんとの対談も行われ、佐賀には、熱い思いで食に取り組む方々がこんなにもたくさんいるのだな……と改めて感じるひとときになりました。
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足を運んで、はじめて分かるもの。

羽田美智子さんと行く、佐賀市の魅力に触れる旅。

1泊2日の短い期間でしたが、さまざまな生産者さんとお会いし、現地に行ったからこそ聞ける話をたくさん伺うことができました。

感染症の影響もあり、まだまだ気軽に旅行に行くことはむずかしい状況ではありますが、やはりその土地に行かないと分からない魅力がたくさんある、ということを再認識するきっかけになったと思います。

自由に旅することがはばかられる中でも、その土地の本当にいいものを、羽田さんの視点で選び・作り、全国の皆さんにお届けしたい……そんな思いで発足した『日本全国羽田甚キャラバン』。

今後は、各地の生産者さんの技術と羽田さんのアイデアをコラボさせ、今までなかった新たな商品を生み出すことにも挑戦していくそうです。

今後もmacaroni編集部は、羽田さんのチャレンジを応援していきます!

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