ライター : 大瀧亜友美

取材&グルメライター

取材ライター歴5年目。食べることが大好きで、日々料理の腕を磨いています。最近ハマっているのは皮から作る餃子。ライターとして毎日の暮らしをちょっと豊かにする情報を発信していきま…もっとみる

各種メディアが注目!オンラインいちご狩りとは?

例年であれば、3月はいちご狩りシーズンの真っ只中ですが、自粛ムードが高まる昨今は農園にお出かけするのがむずかしい状況です。2021年はいちご狩りを断念する、というご家庭も多いことでしょう。

しかし、そんな状況のなかでも注目を集めているいちご狩りが存在します。その名も「オンラインいちご狩り」。オンライン会議アプリ「zoom」を使ったサービスで、画面越しで農園の方のアテンドを受けながら、自宅でいちご狩りを擬似体験できます。小さな子どもがいる家庭でも参加しやすいと好評なんだとか。

本記事では、そんなオンラインいちご狩りを筆者が体験!その魅力を詳細にレポートします。

私が体験したオンラインいちご狩りは……

参加したのは、岡山県笠岡市にある「しあわせ届けるいちご農園HappyComeCome」のオンラインいちご狩りです。

この農園の代表・塚口さんはもともと介護士として働いていて、農園をスタートしたのは4年前。末っ子の幸来ちゃんが障害をもって生まれたことをきっかけに、障害者の就労支援ができる場所を作ろうと農業をはじめたといいます。

とにかく土にこだわり、旨味がしっかりのったいちごが好評。通常なら株で増やすいちごを種から栽培するなど、先進的な取り組みにもチャレンジしている農家さんです。

現在は、種子繁殖型の新品種「よつぼし」をはじめ、約10種類のいちごを栽培中。女性に人気の「あきひめ」やジューシーな果肉の「恋みのり」など味わいもさまざまで、老若男女問わず、好みのいちごを見つけられます。

「しあわせ届けるいちご農園 HappyComeCome」のオンラインいちご狩りでは、30分間のいちご狩りを体験後、2パック分のいちごを自宅へ郵送してもらえるとのこと。ひとり当たりの体験料は3,500円(税・送料込)です。

想像以上の臨場感!オンラインいちご狩り体験レポート

体験の方法は簡単で、下記リンクで事前に予約をし、参加が決まった日時になったら指定のURLへアクセスするだけ。明るい笑顔が素敵な塚口さんのご案内のもと、オンラインいちご狩りの体験がスタートしました。

Photo by macaroni

オンラインいちご狩りは、農園の特徴をまとめた短めのムービーからスタート。ちなみに「しあわせ届けるいちご農園HappyComeCome」のある笠岡市は、岡山県でも一、二を争う生産地です。

Photo by macaroni

ムービーが終わると、いちごの品種についての簡単な説明。塚口さんによると、「しあわせ届けるいちご農園HappyComeCome」ではさまざまな品種を育てており、20度以上の糖度を誇る、とてつもなく甘いいちごもあるそうです。スーパーで一般的に市販されているいちごの多くは10度くらいらしいので、かなりの差がありますね。

時期に応じて品種は変わりますが、この日は新品種「よつぼし」のいちご狩りを体験できるとのことでした。名前の通り、4つ星級の品質を誇る品種だそうで、あとでいただくのが楽しみです。

Photo by macaroni

オンラインいちご狩りの参加者へ郵送されるいちごの例
加えて、「参加者が食べ比べを楽しめるよう、珍しい白系の品種も数個入れて送るので、楽しみにしていてくださいね」と塚口さん。

いよいよいちごが育つハウスの中へ

Photo by macaroni

ひと通りの説明を聞いたらさっそくハウスへ移動! 60mもの長さがあるというハウスを移動していく様子は何とも臨場感があって、思わずドキドキしてしまいました。

Photo by macaroni

ハウスの様子をスクリーンショットした画像
そんななかでも目を引くのが、ハウスのあちこちになっている真っ赤ないちご。気になったいちごがあれば、塚口さんが代わりに摘んでくれるのですが、どれもこれもおいしそうで、迷ってしまいます。

普通のいちご狩りは、近くに実ったいちごを手当たりしだいに収穫して、食べておしまいという場合がほとんど。オンラインいちご狩りの場合、その場で食べることはできませんが、農園の方からいちごに関するいろいろな話を聞かせてもらえるという魅力があります。

Photo by macaroni

たとえば、おいしいいちごの見極め方。甘みの強いいちごを食べたいときは、先端からヘタまで真っ赤なものや、種が緑ではなく赤く染まっているものを選ぶと良いそうですよ。さらに「スーパーで買うならヘタが立っているいちごを選ぶと鮮度が高くておいしい」なんて話も聞かせてもらえました。

Photo by macaroni

こういうヘタから種の部分までがぐっと伸びたいちごは、スーパーなどで販売される商品の規格からは外れてしまいますが、じつはとても甘みが強くおいしいいちごなのだそう。いちご狩りだからこそ見たり食べたりできる逸品です。

オンラインで教わった「いちごを上手に摘む方法」

Photo by macaroni

オンラインいちご狩りでは、画面越しにいちごが選べるだけでなく、いちごを上手に摘むコツを詳しく教えてもらえました。無造作にいちごを引っ張ってしまうと、株元が傷んでしまうそうです。

ではどうやるのかというと、上画像のように、上から手を差し入れて、手首をゆっくり手前に折る。画面で見る塚口さんの動きをマネしてうちに、一緒に収穫しているような気分になりました。

Photo by macaroni

こちらは完熟の状態がわかりづらいという白い品種のいちご。プロの目があれば、食べ頃をしっかり見極め、おいしいいちごだけを摘んでもらえます。

「少し赤みがかかった白いちごは甘みが際立ち、若干青っぽい状態の白いちごはマスカットのようにさわやかな口当たりなります」と塚口さん。自宅で味の食べ比べができるようにと、両方の白いちごを収穫してくれました。

マンツーマンに近い状態でいちごを選べるのは、ほかにはないプレミアムな体験と言えますね。

塚口さんのTシャツをよく見ると……

Photo by macaroni

じつはこの日の塚口さんが来ていたTシャツには“SLAVES(奴隷)”の文字が。

「お客さまの代わりにいちごを狩る奴隷なんです(笑)」

と、茶目っ気たっぷりな塚口さん。始終、楽しい雰囲気でオンラインいちご狩りを体験できました。

Photo by macaroni

収穫後のいちごを画面に見せてくれる塚口さんご夫妻
あっという間に時間は過ぎて、気づけば2パック分のいちごが箱の中に。

いちごの選び方や収穫の仕方だけでなく、いちご栽培の特徴やおいしい食べ方まで伝授していただけて、いちごについてだいぶ詳しくなれた気がします。
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