ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

トマト缶に豊富な栄養成分

栄養素トマト缶に含まれている量
100gあたり1缶(400g)あたり
カロリー21kcal84kcal
たんぱく質0.9g3.6g
脂質0.2g0.8g
糖質3.1g12.4g
食物繊維1.3g5.2g
カリウム240mg960mg
β-カロテン570μg2280μg
ビタミンE1.2mg4.8g
(※1,2)
トマト缶は生のトマトと同様に、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

トマト缶と生のトマトを100gあたりで比べると、ナイアシンやビタミンC、葉酸は生のトマトのほうが多いものの、そのほかのビタミンやミネラルは同等かそれ以上含まれていますよ。(※3)

トマトの色素成分「リコピン」

トマトに含まれる色素成分である「リコピン」。完熟トマトでは1kgあたり約50mg含まれています。リコピンは熱に強いため、トマトの加工製品にも含まれていますよ。

リコピンには血流をよくするはたらきが。そのほか抗酸化作用肥満対策に役立つ作用肌の調子を整えるはたらきなどがあります。(※4)

トマト缶の栄養に期待できる健康効果3選

効果効能

  1. 抗酸化作用
  2. 塩分の排出を促す
  3. 整腸作用

1. 抗酸化作用

トマト缶に豊富なβ-カロテンやビタミンE、リコピンは抗酸化作用があります。抗酸化作用とは活性酸素から体を守る作用のことで、老化対策へのはたらきが期待できますよ。

β-カロテン、ビタミンE、リコピンは、油と一緒に摂取すると吸収がよくなるため、油を使う調理がおすすめです。(※5,6,7,8)

2. 塩分の排出を促す

トマト缶に含まれるカリウムは、ナトリウムを体外に排出する作用があり、塩分の摂り過ぎを調整します。外食や飲み会などで塩分摂取量が気になる場合には、意識して摂るように心がけましょう。(※1,9)

3. 整腸作用

トマト缶に含まれる食物繊維は、整腸作用が期待でき、便秘対策に役立ちます。便のかさを増したり、大腸内の環境をよくする腸内細菌を増やしたりしますよ。多くの日本人が不足しているため、積極的に摂取したい栄養です。(※1,10)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ