植え付け方法

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龍さん:大きくなっても3~4cmほどのサイズのペコロスは、地植え栽培よりも鉢やプランターが向いています。通常15cm程度の間隔で植え付ける玉ねぎ苗を、3cm間隔で植え付ける事がポイント。

ペンや鉛筆などで2cm程度の穴をあけ、ほぐした苗を1本ずつ穴の中に植え付けます。根を切らないようにやさしく指で土の中に押し込みながら、葉が二股にわかれている部分が地際にくるくらいまで植え込みましょう。植えたあとは植穴を指で絞ってあげて、水やりのときに苗が抜けてしまわないように注意してください。

水のやり方

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龍さん:植え付けから1週間ほどは根が充分に張っていないため、やさしく水やりをしましょう。土の表面が乾いていたらたっぷりと与えます。目安は、プランターの底から水が流れるくらいです。

肥料のやり方

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龍さん:肥料は、固形の化成肥料を使います。11月に植え付けた場合は、2月上旬に1回、3月上旬に1回の合計2回です。

与える量は、1回につき1プランターあたり約20gが目安。土の上にパラパラとばら撒いてください。

気をつけたい病害虫

龍さん:ペコロスは虫がつきにくい植物なので、その点は心配ありません。ただ、蒸れると菌による病気になることがあるので注意が必要です。

カビが根に感染すると苗を腐敗させ、養分の吸収を妨げて生育を妨害ます。葉が枯れる、葉が黄色く変色する、株が萎れるといった様子が見られたら、その部分をハサミで切除しましょう。

間引きや葉が枯れてしまったときの対処法

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龍さん:植え付けどきに1本ずつ植え込んだ場合は、間引きの必要はありません。細い苗を何本かずつまとめて植え込んだ場合は、生育とともに葉が太くなってきますので、その段階で間引きをします。

最終的に3cm程度の間隔になっていれば、ペコロスが収穫できます。

ペコロスの収穫時期と収穫方法は?

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龍さん:収穫時期の目安は4月ごろ。ある程度気温が保てる環境であれば、収穫時期はもっと早くなります。

浅植えした場合は玉の上部が見えてきますので、ピンポン球サイズになったら、根ごと引き抜き収穫します。葉の部分はハサミで切り取りましょう。

収穫後は新聞紙の上に重ならないように置き、日の当たらない風通しのよい場所で2~3日乾燥させます。その後、ミカンネットなどの網に入れて乾燥した場所に吊るしておけば、2カ月程度は保存が可能ですよ。
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