免疫力の維持につながる

にんじんジュースに含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAとしてはたらく際、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。ウイルスの侵入経路である鼻粘膜の健康を保つため、免疫力の維持につながります。

また、にんじんジュースにはストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を高めるビタミンCも含まれており、免疫力を高めたいときにおすすめです。(※4,10,11)

血圧を正常に保つ

にんじんジュースに含まれるカリウムには、ナトリウムを体の外に排出し、血圧を正常に保つはたらきがあります。食塩を摂りすぎてしまったときや、飲みすぎてしまったときの食事に取り入れてみるのもよいでしょう。(※2,4)

にんじんジュースのカロリーと糖質量

重量カロリー糖質量
にんじんジュース コップ1杯206g60kcal13.4g
にんじんジュース1パック200ml71kcal15.3g
(※4,12,13)
にんじんジュースコップ一杯と、にんじんジュース1パックの内容量はあまり変わらず、どちらも200g程度です。

にんじんジュース1パックは飲みやすいように他の野菜が含まれていることもあるので、少々カロリーや糖質量に違いがあることもあります。

ほかの食材との比較

カロリー糖質量
にんじんジュース29kcal6.5g
トマトジュース18kcal3.3g
りんごジュース43kcal11.8g
(※4,14,15)
にんじんジュースとほかの食材を使用したジュースを、100gあたりで比べてみましょう。

にんじんジュースは、エネルギー量、糖質量ともにトマトジュースより多いですが、りんごジュースと比較すると、エネルギー量は14kcal、糖質量は5.3g低いです。野菜を使用したジュースのほうが果物のジュースよりもヘルシーであることが分かります。

にんじんジュースの効果的な飲み方

にんじんジュースの効果的な飲み方

  1. 食事の前に飲む
  2. 油脂と組み合わせる
白米を食べる30分前に野菜ジュースを飲むと、食後血糖値の上昇を抑えられることが明らかになっています。そのため、肥満対策には食事の30分前に飲むのがおすすめです。

また、にんじんジュースに含まれるβ-カロテンは、体内で脂溶性ビタミンのビタミンAに変換されます。油脂を多く含むごまやアーモンドと一緒に食べたり、にんじんジュースを使用するケーキには油脂類のバターを入れたりすることで、ビタミンAを効率よく吸収できますよ。(※4,6,9,16)

にんじんジュースの効果や飲み方についてのQ&A

Q. にんじんジュースは肌やアトピーにも効果がある?

A:にんじんジュースに多く含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、肌の健康を維持するのに役立ちます。さらに、皮膚や粘膜の健康維持を助ける「亜鉛」が含まれており、健康な肌づくりに活用したい食品です。

ただし、にんじんジュースを飲んでいれば肌トラブルがなくなるわけではありません。アトピー性皮膚炎の対策には、バランスの良い食事はもちろん、毎日のシャワーや入浴による皮膚の清潔と、肌の保湿が大切です。

サプリメントによるビタミンAの補給は、過剰摂取のおそれがあるため注意してくださいね。(※4,9,17,18)
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