6. 芸術的で味わい深い「スパイスカレー マントラ」

Photo by macaroni

JR高架下に店を構える「スパイスカレーMANTRA(マントラ)」。激戦区高円寺にあって、創意工夫あふれるカレーや副菜が美しく盛られたひと皿が話題になっています

店内は、店主の森野さんを囲むように配されたコの字カウンターが広々。筆者が訪れた夜は、女性同士やカップルの姿も見られましたよ。ふらっと訪れてお酒を片手に、なんてのもオツですね。

カレー3種盛

Photo by macaroni

1,380円(税込)
見てください、このビジュアル。自家製生地の揚げパン・ゼッポリーネを活かした、モダンアートさながらの美しさにうっとりします……!
「カレー3種盛」だけでなく、「1種盛」「2種盛」でも、また違ったおもしろさのある見た目になっていますよ。

この日は、ほどよくスパイシーなチキン・香味野菜の甘味が引き立ち、粗挽き肉の歯ごたえが楽しいキーマ・えびの香りあふれるシーフードの3種。どれも違った性格のスパイス構成で、混ぜたときの味の膨らみや一体感がたまりません。

そして、手前に陣取る個性豊かな副菜もポイント。例えば、「うずら卵のバルサミコピクルス」、「桃みたいなトマト」など、どれも丁寧な仕事が施されており、ひと皿にかかせないパーツになっています。訪れるたびにさまざまな発見がありますよ。
店舗情報

7. ディープなスパイス酒場「カリーバル くじら」

Photo by macaroni

ディープな飲食店が並ぶ大一市場に店を構える「CURRY BAL(カリーバル)くじら」。扉がなく開けた店内は、ウッディでカフェのような空間。カウンターとテーブルがこぢんまりと並びます。

バルと謳うだけあって、昼から飲むことも可能。カレーとともに、昼から一杯というのも楽しそうですね。

カリー2種盛り

Photo by macaroni

1,100円(税込)
ランチの定番「カリー2種盛り」。カレーは4種から選び、さらに別料金で、トッピング・サイドメニュー・ドリンクを追加することもできます。この日は、ポークビンダルーカリーと牛キーマカリーの2種に。バスマティライスを壁として、綺麗に合い盛りされています。

ビネガーを効かせたポークビンダルーカリーは、予想以上の酸味。しかしフルーティーで味わい深く、やわらかな豚肉も絶品です!ウェットな牛キーマカリーは、じっくり炒められた玉ねぎの甘みが広がるひと品。コリアンダーを中心としたスパイスの風味、レンコンのサクッとした歯触り、粗挽き肉の食感も心地よいです!

この2種を合わせてみると、酸味・甘味がうまく共存し、クセになる味わいへと。ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。
店舗情報

8. おしゃれにスパイス飲み「ピピネラ」

Photo by macaroni

カフェさながらおしゃれな雰囲気を漂わせる「pipinella(ピピネラ)」。スリランカカレーをはじめとするスパイス料理を、お酒とともに楽しめるお店として、多くのファンに愛されています

横並びで座れる席がメインなので、おひとりでも友人とでもゆったりと過ごせますよ。しっかり一軒目としても、軽く二軒目としてもおすすめです。

本日のカレー、ラムチャイ

Photo by macaroni

1,500円、800円(いずれも税抜) ※本日のカレー、ラムチャイの順。ディナーはワンドリンク制。
基本のカレーは日替わり。この日は、手前から時計回りに、豚ナンコツと大根のカレー・豆カレー・豆せんべい・パセリのココナッツあえ・ゴーヤのココナッツ煮・オクラのスパイス炒め・パイナップルカレーでした。親しみある素材がやさしくアレンジされているので、とても食べやすいのが特徴。

徐々に各素材を混ぜながら食べると、カレーの塩気をパイナップルの甘味がキュッとシメたり、豆カレーのマイルドなコクが野菜惣菜の個性と調和したり、複雑で多層的な味わいに。

さらに、ラム酒とチャイを合わせた「ラムチャイ」の華やかさによって、さらなるディープワールドへ引き込まれます。スパイス飲みを楽しむなら間違いない一軒です。
店舗情報
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ