ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

ウワサの豚まんをお取り寄せ♪

Photo by muccinpurin

ふわもちの皮とジューシーな肉だねで誰からも愛される豚まん。コンビニやチルドアイテムが身近ですが、全国にはまだ知らない豚まんが数多く存在します。

この記事でご紹介する「しみだれ豚まん」は、京都にお店を構える中華料理店「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」の人気商品。毎年7月に開催される祇園祭には、毎日長蛇の列ができるという伝説のグルメです。かつては京都に行かないと食べられなかったしみだれ豚まんが、満を持して通信販売されることになったと聞き、さっそく入手。

豚好き筆者が、初体験のしみだれ豚まんの味わいをレポートします!

祇園祭って?

祇園祭とは、日本の三大祭りに数えられる祭礼。京都・祇園の八坂神社で毎年7月の上旬から約1カ月にわたり、さまざまな場所で神事、行事が執りおこなわれます。

京都で暮らす人々は、祇園祭の季節になると夏本番を感じるのだとか。この季節には全国から観光客が集まり、京都の街は祇園祭一色。まさに、京都の夏の風物詩と言われる祭りです。

※2020年の祇園祭は山鉾巡業、神輿渡御は中止となりました。

たれが決め手!しみだれ豚まん

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「しみだれ豚まん」1個500円(税込)
しみだれ豚まんは、京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」からほど近い場所にある中華料理店「膳處漢ぽっちり(ぜぜかんぽっちり)」で販売されています。

これまで、毎年祇園祭の期間中だけの限定販売だったしみだれ豚まんは、実際にお店に行かないと味わうことができなかったレアグルメ。しかし、全国のしみだれ豚まんファンの声を受け、2020年4月から通信販売が開始。晴れて自宅で味わえるようになりました。

厄災の除去を願っての全国販売

実は祇園祭は、京都に都があった時代に流行した疫病が、祇園の神を迎えて厄災をはらったことに由来しているそう。しみだれ豚まんも厄災の除去を願い、期間限定で通信販売されています。

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豚肉と椎茸、豚まんには珍しい山くらげが入った具材を包むのは、中華まんの皮としては異色の茶色い生地。しかも豚まんにしてはかなりの大きさです。筆者の手にのせてみてもごらんの通り。通常の豚まんと比べて1.5倍かそれ以上はあろうかという大きさで食べ応えがありそうですよ。

このビジュアルだけでも「膳處漢ぽっちりのしみだれ豚まんだ!」とわかりそうなものですが、しみだれ豚まんの真骨頂はここから。それは食べるときにご紹介しましょう。

おいしい温め方&食べ方

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しみだれ豚まんは、冷凍で届きます。各家庭での温め方でおいしさが変わってくるので、温め方のポイントをご紹介します。

まずはしみだれ豚まんを冷凍庫から出し、生地全体がしっとりするくらい水をかけて濡らします。水をかける代わりに濡れ布巾をかけて代用してもOK。

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次に、耐熱皿に20cc程度の水を入れ、その上に豚まんをおいてラップをふんわりとかぶせます。あとは500wの電子レンジで5分ほど温めてください。あまり温めすぎると皮が硬くなるので、様子を見ながら調整してくださいね!

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蒸したてのしみだれ豚まんは、しっとりふかふか。温める前に比べて皮の表面につやも出ていますね。

たれをたっぷり染み込ませるのがポイント

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そしてこれがしみだれ豚まん最大の特徴。食べる前に付属のたれをたっぷりと染み込ませます。茶色い豚まんの生地がみるみるたれの濃い茶色に染まっていきます……。こんな光景見たことありません!

そうしてできあがったしみだれ豚まんは、シズル感たっぷり。さっそく蒸したてをいただきます。
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