菘(すずな)

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「神を呼ぶ鈴」という意味がある「菘(すずな)」は、私たちも普段からよく食べるカブの葉の部分のことを指します。古代中国の「詩経」やギリシャ神話などにも登場しており、昔から世界中で食べられているお野菜です。

もともとは栄養価が高い葉の部分が使用されていましたが、現代の七草粥には根の部分も一緒に使われます。

蘿蔔(すずしろ)

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「蘿蔔(すずしろ)」は、現在の大根のことを指しており、「汚れのない清白」という意味を持ちます。こちらも、先ほどご紹介した菘(すずな)と同じく、もともとは葉の部分が使われていました。しかし現在では、葉と根のどちらも使って調理しています。

なぜこの7種なの?春の七草の起源

この「春の七草」は、源氏物語の注釈書である「河海抄(かかいしょう)」に書かれている「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞななくさ」が起源とされています。

「5・7・5・7・7」になっているので、春の七草の名前がなかなか覚えられなかったという人は短歌を詠むように暗記してみましょう♪

春の七草の地域による違い

北海道や東北地方など、1月7日はまだまだ雪が積もっているとされる地域では、ごぼうやにんじんなど、冬の野菜を使った汁物や、七草を使わない、小豆やお餅を使ったお汁粉のようなものが一般的です。山形県では、納豆、こんにゃく、ごぼう、油揚げを使った「七草汁」が主流だそう。

また、七草が手に入る地域でも、ありあわせの材料7種を使って雑炊やお粥を作る地域があります。

七草粥の作り方

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たった4種類の材料で作ることができる、シンプルな七草粥のレシピ。上記で紹介した春の七草をたっぷりと使います。人日の節句以外にも、胃腸が弱っていたり、風邪をひいたときなどにいただくと癒される、ほっこりと温かみある味わいが特徴です。

春の七草を使っていろいろ作ってみよう♪

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1月7日はまだ雪深い地域も多い日本。この時季に七草すべてをそろえるのは容易ではありません。そのため、スーパーなどでは、七草粥用にパック詰めされた春の七草セットが売っていることも。これを使って七草粥を始め、天ぷらやおひたしなど、また違った形で春の七草を楽しんでみるのもおすすめですよ。春の七草で、お料理の幅を広げてみましょう♪
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春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)
せり(春の七草)
なずな(春の七草)
ごぎょう(春の七草)
はこべら
ほとけのざ(春の七草)
すずな(春の七草)
すずしろ(春の七草)
七草がたっぷりと入った七草粥
七草粥といくらと漬物、平皿にのった春の七草
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