ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

いちごの種類は300種類以上!

世界的に見ても日本人はいちご好き。国内で本格的な栽培が始まったのは第二次大戦後になりますが、さまざまな品種改良がおこなわれ、約300種もの品種が登録されています。数多い品種のなかでも代表的なもの、おすすめのものをご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
品種名味わい大きさ
あまおう甘め3月〜4月
いばらキッス甘め1月〜4月
越後姫甘め4月〜5月
まりひめ甘め1月〜4月
あまりん甘め1月〜4月
やよいひめ甘めオレンジ2月〜3月
章姫甘め2月〜4月
ひのしずく甘め1月〜3月
とちおとめバランス2月〜4月
紅ほっぺバランス3月〜4月
さがほのかバランス2月〜3月
ゆうべにバランス12月〜3月
かおりんバランス1月〜4月
珠姫(たまひめ)バランスオレンジ1月〜3月
いちごさんバランス1月〜4月
ロイヤルクイーンバランス1月〜3月
女峰酸っぱめ12月〜4月
初恋の香り甘め11月〜3月
ミルキーベリー甘め2月〜3月
桃薫バランスオレンジ2月〜4月

【甘い】いちご8種

【あまおう】(福岡県)

濃厚な味わいを楽しめるあまおうは、2005年に品種登録されました。「あかい・まるい・おおきい・うまい」という名が表しているように、赤くてふっくら大粒。世界でもっとも重いいちごとして、ギネスワールドレコーズに認定されています。酸味が少ないため、濃厚な甘味を感じやすいことも特徴。果肉がかためなので食べ応えもしっかりです。

【いばらキッス】(茨木県)

大きくてきれいな円錐形のいちごは、とってもジューシー。糖度が高い果実にはほどよい酸味があり、果汁は多め。やや大きく、果皮は濃い赤色をしています。「とちおとめ」とレッドパール×章姫から作られた「ひたち1号」を交配。さらにそのなかかられた苗を選抜して育成されました。

【越後姫】(新潟県)

「ベルルージュ×女峰」と「とよのか」を親にもつ、香り高いいちごです。大粒で皮は赤く、白い果肉は果汁たっぷり。甘味が強く酸味がまろやかです。また、寒冷地栽培が可能なベルルージュの特性も兼ね備えています。「かれんでみずみずしく、新潟のお姫様のよう」ということからその名がつけられました。

【まりひめ】(和歌山県)

「さちのか」と「章姫」を交配した、和歌山県産のいちごです。県の民芸品「紀州てまり」の愛らしさにちなみ命名されました。縦長円錐形でやや大きめ。甘味が強く、濃厚な味わいを楽しめます。2016年からは、品質の高い「まりひめ」だけでそろえたプレミアムいちご、「毬姫様」も販売されています。

【あまりん】(埼玉県)

「かおりん」と同時に品種登録された姉妹いちごです。やや大きめで果皮だけでなく果肉も赤色。「あまりん」の名のとおり糖度が高く、酸味が控えめなので、強い甘味を感じられます。練乳などをつけずそのまま味わいましょう。ちなみに、「かおりん」「あまりん」とも、名付け親は埼玉県秩父市出身の林家たい平師匠なんですよ。
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