ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

高いのになぜ売れる?ひそかな人気アイテムとは

Photo by muccinpurin

そんなに安い値段でもないのに、売れているアイテムだと聞くと、その理由が気になりますよね? 実は、カルディの「もへじ 山椒香る和風ディップ」もそのひとつ。ひと瓶753円と調味料にしてはかなり攻めた価格なのに、じわじわと売れ続けているというんです。 今回は、そんな和風ディップの味わいと使い方のアイデアをご紹介します。

とにかくなんにでも使える!「もへじ 山椒香る和風ディップ」

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「もへじ 山椒香る和風ディップ」753円(税込)
ここ数年、シビ辛ブームとともにすっかり食卓に定着した山椒アイテム。カルディでも「山椒ソーセージ」や「しびれ鍋の素」が売れているとお伝えしてきました。 今回ご紹介する「もへじ 山椒香る和風ディップ」は、ジャムほどの大きさの瓶に入ったオリジナル調味料。このサイズで税込753円は、ちょっと価格的に攻めてますよね……。 お高めの価格設定にちょっぴりひるみましたが、売れているというその味を確かめたくて購入してみました。

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見た目は焦げ茶色で、粒の細かい味噌のような……よく見ると艶っぽく、油のようなものも混ざっています。 原材料を見てみると、米麹、にんにく、ローストガーリック、ローストオニオン……と旨みが詰まった食材のオンパレード!さらにここにアンチョビと山椒パウダーを合わせているようです。なんだか、聞いただけでごはんがすすみそうな味じゃないですか?

まずは白ごはんでお味見!

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まずは、白ごはんでその味を確かめてみましょう。想像しただけでおいしそうなだけに、実際の味が気になるところですよね……。 醤油麹を感じさせる甘じょっぱさをベースに、アンチョビの旨み、ガーリックの香りがぎゅっと詰まっていて、ごはんにのせた瞬間ふわっと食欲をそそるいい香りが。口に入れると旨みと時間差で、山椒のじりっとした辛さが追いかけてきます。こ、これはおいしい……! 山椒の辛さもあってかごはん本来の甘みを感じ、どんどんごはんが進みます。おにぎりの具にしてもよさそうだし、お茶漬けにちょい足ししてもおいしそうだな、とアレンジの想像が止まりません。

混ぜるだけで完成「きゅうりとちくわの山椒和え」

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さまざまな旨みがひと瓶に詰まっているので、和えるだけでひと品できてしまうのがこの調味料の強み。切ったきゅうりとちくわに、山椒香る和風ディップと醤油をほんの数滴……。 材料の準備から完成までほんの1分で、スピードおつまみの完成です。ピリ辛な山椒ときゅうりの食感がクセになる、「とりあえず!」にはぴったりな小料理屋風のおつまみ。こんな気の利いたおつまみがあれば、お酒もグイグイ進みそうですね。

まろやかさをプラス「山椒マヨサラダうどん」

旨みが詰まった和風ディップは、うどんやそうめんの味付けにも重宝します。ゆでたうどんの生野菜をトッピングして、マヨネーズと和風ディップを添えて。お好みで少量のめんつゆをかけたら、よ~く混ぜて召し上がれ♪ 山椒の辛さとマヨネーズのまろやかさが絶妙のハーモニーをかなで、まろ旨なサラダうどんは、ヘルシーなのにおいしくて食べ過ぎちゃうかも!?

たしかに、これは売れますね

攻めた価格の「もへじ 山椒香る和風ディップ」も、一度食べると売れる理由がわかりました。ちょっぴり刺激的な辛さの奥に、何重にも重なる旨みの層。さらに、ただ混ぜるだけでどんな料理もおいしくしてくれるなんて、買わない理由が見つかりません。 とにかくなんにでも合う和風ディップ。あなたならどう使いますか?
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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