
ライター : 上田 裕美
管理栄養士
J.S.Aソムリエ、調理師。栄養専門学校を卒業後、都内イタリア料理店で専門的な料理とワインの知識を学ぶ。管理栄養士資格を取得し、在宅訪問栄養指導、病院や保育園で献立やレシピの作成…もっとみる
ナッツダイエットは食べるだけで痩せるわけではない
この記事ではナッツダイエットのやり方をご紹介しますが、ナッツを食べるだけで痩せる、というわけではありません。
ダイエットの基本は、食べ物から摂取するカロリーが、消費カロリーを上回らないこと。極端に食事の量を減らしたり、特定の食材だけを食べたりするダイエットは、健康を損なう原因になります。
また、食事以外にも、適度な運動を長期間続けるのが大切。ナッツダイエット中も同様に、ウォーキングやランニングなどを併せておこないましょう。(※1)
ダイエットの基本は、食べ物から摂取するカロリーが、消費カロリーを上回らないこと。極端に食事の量を減らしたり、特定の食材だけを食べたりするダイエットは、健康を損なう原因になります。
また、食事以外にも、適度な運動を長期間続けるのが大切。ナッツダイエット中も同様に、ウォーキングやランニングなどを併せておこないましょう。(※1)
ナッツダイエットで得られる効果
便秘解消
ナッツには、食物繊維が多く含まれています。食物繊維は水溶性と不溶性の2種類あり、それぞれ体へのはたらきが異なるのが特徴です。
不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らむため、便のカサを増やして、腸の運動を促す作用があります。水溶性食物繊維は、善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。どちらの食物繊維も、便秘の対策に役立ちますよ。
ナッツは両方の食物繊維を含んでいますが、不溶性食物繊維が豊富です。(※2,3,4,5,6,7)
不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らむため、便のカサを増やして、腸の運動を促す作用があります。水溶性食物繊維は、善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。どちらの食物繊維も、便秘の対策に役立ちますよ。
ナッツは両方の食物繊維を含んでいますが、不溶性食物繊維が豊富です。(※2,3,4,5,6,7)
代謝を促進
ナッツには、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は代謝ビタミンとも呼ばれ、体内でエネルギーを作り出すのに必要な栄養素。
特に、ビタミンB2は脂質を分解して、エネルギーにするはたらきがあります。脂質が多く含まれてるナッツですが、同時にビタミンB2も豊富なので、ダイエット中でも安心して食べられますよ。(※8,9)
特に、ビタミンB2は脂質を分解して、エネルギーにするはたらきがあります。脂質が多く含まれてるナッツですが、同時にビタミンB2も豊富なので、ダイエット中でも安心して食べられますよ。(※8,9)
血糖値の急激な上昇を対策
ナッツに含まれる水溶性食物繊維は、善玉菌のエサになるだけではなく、糖質の吸収を穏やかにする作用があります。
食べ物が体に吸収されると血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、血液中の糖分を脂肪に変えて、体に溜め込むはたらきもあります。
水溶性食物繊維は血糖値の急上昇を抑えて太りにくくするほか、胃腸内をゆっくりと移動してお腹が空きにくくなるので、食べ過ぎの対策にも役立ちますよ。(※2,3,4,5,6,7,10,11)
食べ物が体に吸収されると血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、血液中の糖分を脂肪に変えて、体に溜め込むはたらきもあります。
水溶性食物繊維は血糖値の急上昇を抑えて太りにくくするほか、胃腸内をゆっくりと移動してお腹が空きにくくなるので、食べ過ぎの対策にも役立ちますよ。(※2,3,4,5,6,7,10,11)
知っておきたい!ナッツ類のカロリーや糖質量
ナッツ類には、さまざまな作用があることがわかりましたが、カロリーや糖質量はどのくらいになるのでしょうか。一般的に食べられているナッツ類で紹介します。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。