ライター : 相羽 舞

管理栄養士

工夫すればダイエット中のパンは我慢しなくてOK!

パンは、炭水化物が多いので高カロリーなイメージを持っている方が多いと思います。確かに量や種類によってはダイエットには向かない場合がありますが、ダイエット中でも選び方や食べ方を工夫すれば、パンを楽しむことができますよ。

それでは、ダイエット中のパンの選び方を詳しく見ていきましょう。

パンが太りやすいと言われる理由

パンが太りやすいと言われる理由

  1. 糖質・脂質が多い
  2. 血糖値を上げやすい
  3. 腹持ちがよくない
  4. バターやジャムなどのトッピングをする

糖質・脂質が多い

小麦粉から作られるパンは糖質が主体で、食パンには100gあたり42.2g含まれています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂り過ぎは肥満の原因となります。

また、パンの種類によっては脂質が多いものも。たとえばクロワッサンは、100gあたり20.4gの脂質を含みます。脂質も糖質同様、摂り過ぎて余った分は中性脂肪として体に蓄積されます。(※1,2,3,4)

血糖値を上げやすい

血糖値の上がる速度を示す、GI値という指標があります。GI値が100に近いほど血糖値が速く上がるとされ、パンは比較的GI値が高い食品です。白米ごはんのGI値は84なのに対し、食パンは91。

血糖値が急激に上昇すると、脂肪を作るはたらきをもつインスリンというホルモンが多く分泌され、肥満につながるおそれがあります。(※5,6)

腹持ちがよくない

パンはごはんに比べて、腹持ちがよくありません。ごはんは粒があるためよく噛む必要があり、消化もゆっくりです。小麦粉から作られるパンはあまり噛まなくても消化されやすく、食パン100gであれば胃内で2時間以内に消化されるといわれています。(※7,8)

バターやジャムなどのトッピングをする

シンプルなパンには、バターやジャムを塗ることがありますね。バターには脂質が、ジャムには糖質が多く含まれているため、たっぷり塗ってしまうと糖質や脂質、カロリーの摂り過ぎにつながります。最近ではさまざまな味のパンに塗るペーストもあるため、使い過ぎに注意が必要です。
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