ライター : 藤本さやか

栄養士

監修者 : macaroni 編集部 服部

ヘルス&ビューティー担当ディレクター

豆乳のダイエット効果は本当にある?

豆腐を作るときにとれる豆乳はヘルシーなイメージがあり、ダイエットする方にも人気です。最近では豆乳の種類も豊富でどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

大豆製品が健康に与える影響については世間で注目されているのですが、さまざまな研究結果をみても、残念ながらダイエットに関する科学的な根拠はいまだ明らかにされていません。

ただ、体にうれしいはたらきをもつ栄養素がたくさん含まれていますので、そちらをひとつひとつ解説していきましょう。

豆乳に含まれるうれしい成分

豆乳の栄養と効果

  1. コレステロールを下げる「大豆たんぱく質」
  2. 女性ホルモンのようにはたらく「イソフラボン」
  3. 抗酸化作用がある「大豆サポニン」

コレステロールを下げる「大豆たんぱく質」

痩せやすい体をつくるために必要な筋肉の材料となるたんぱく質。このたんぱく質には、肉や魚などの動物性と大豆製品の植物性があります。

その中でも、大豆たんぱく質は特定保健用食品としても注目されています。コ小腸でコレステロールの吸収を抑えるほか、胆汁酸の量を減らすことで、レステロールを下げる作用が期待されています。(※1,2,3,4,5)

女性ホルモンのようにはたらく「イソフラボン」

大豆イソフラボンとはポリフェノールの一種で、女性ホルモンのエストロゲンとよく似たはたらきがあることで、女性の美容と健康に役立つ成分として大変注目されています。

イソフラボンはコレステロール値の上昇を抑えるほか、 女性ホルモンと同じようにはたらいて骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、骨量を増やす作用があるといわれています。(※5,6,7)

抗酸化作用がある「大豆サポニン」

大豆サポニンには抗酸化作用があります。血液中の脂肪やコレステロールが活性酸素によって酸化されると、悪玉コレステロールとなって、血管内に脂肪が蓄積するおそれが。

抗酸化作用がある大豆サポニンを摂り入れることで、活性酸素を除去し、脂肪の酸化を抑えてくれる作用が期待できます。(※5,8)

正しく飲もう!豆乳の種類と気になるカロリー

種類重量カロリー
無調整豆乳1杯/200ml88kcal
調製豆乳1杯/200ml126kcal
豆乳飲料1杯/200ml118kcal
(※5,9)
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