生まれたときはみんなメス!? コブダイの奇妙な生態に迫る

コブダイはその名から想像できるとおり、頭に大きなコブのようなものがある魚。見た目だけでなく、その生態にも驚くべき事実が隠されています。今回は世にもめずらしい魚・コブダイの生態や産地、気になる味わいについてご紹介!はたして、コブダイの「コブ」は食べられるのでしょうか?

2019年7月23日 更新

コブダイってどんな魚?

水槽のなかで悠々と泳ぐコブダイの姿

Photo by Snapmart

コブダイは東北以南の太平洋側や、日本海側で見られる海水魚です。その名のとおり、コブダイのオスの頭には、まるでリーゼントのような大きなコブがついています。タイという名前がついていますが、マダイやクロダイとは異なりベラの仲間に分類される魚です。

ベラの仲間のなかでは最大級の大きさをもち、全長は1mを超えます。大きく発達した顎は、カニやウニなどの固いカラを砕けるほど強いんですよ!

メスからオスに!? 驚きの生態

驚くべきことに、コブダイは生まれるときはすべてメスとして誕生します。コブダイは群れを作って生活していますが、そのなかでもっとも大きい1匹だけがメスからオスに変化するんです!

「ハーレムの王」となったオスには大きなコブができ、メスの群れを率いて行動します。また、コブダイのオス同士は縄張り意識が非常に強く、激しく争い合うこともあるそうです。

おもな産地と旬の時期

コブダイのおもな産地は瀬戸内海に面した徳島県や香川県、愛媛県、岡山県など。そのほか九州など西日本を中心に漁獲されています。漁獲量自体は少ないですが、関東や北陸でも漁獲されるようです。

別名「寒鯛」とも呼ばれるように、旬の時期は冬だといわれています。しかし、春の産卵後以外は味があまり落ちないので、夏や秋でも十分に楽しめるでしょう。

やっぱり気になるコブダイの味

さきほどもお伝えしたとおり、コブダイの旬は冬。この時期になるとベラ特有の磯臭さが消え、味が非常によくなります。その味わいはマダイにも負けず劣らず上品!繊維質で締まった身を薄く切って刺身として楽しむほか、しゃぶしゃぶにするのもおすすめです。

このほか、煮付けやムニエル、唐揚げなど、いろいろな料理に活用できます。また、強靱な顎を支えるホホ肉は、歯ごたえたっぷりの珍味!さまざまな部位をおいしく食べられるのも、コブダイの魅力です。
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tumu

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