もやしの栄養は種類によって違う?栄養価を比較

栄養素100g当たりに含まれる量
りょくとうもやしだいずもやしブラックマッペもやし
タンパク質1.8g3.6g2.2g
食物繊維1.3g2.3g1.5g
カリウム79mg160mg65mg
カルシウム9mg25mg16mg
ビタミンB10.04mg0.08mg0.04mg
葉酸36μg44μg42μg
ビタミンC7mg4mg10mg
(※2,13,14)
日本で多く市場に出回っているのは、りょくとうもやしです。りょくとうもやしは緑豆を、だいずもやしは大豆を、ブラックマッペもやしは黒豆を発芽させたもやし。それぞれ含む栄養が違います。

だいずもやしは大豆部分ともやし部分に分かれ、それぞれに別の栄養を含むため、ほかのもやしに比べ栄養価が高いと言えます。

もやしの栄養価は加熱すると変わる?

栄養素100g当たりに含まれる量
生のもやしゆでたもやし
タンパク質1.8g1.6g
食物繊維1.3g1.5g
カリウム79mg24mg
カルシウム9mg11mg
ビタミンB10.04mg0.03mg
葉酸36μg33μg
ビタミンC7mg2mg
(※2,15)
もやしにはカリウム、ビタミンB1、葉酸、ビタミンCなどの水溶性の栄養素が含まれています。水溶性の栄養素は流出しやすく、熱に弱いことが特徴です。

そのため、もやしの多くの栄養素は加熱によって減ってしまうので、もやしの栄養を活かすには工夫が必要です。(※16)

もやしの栄養を活かす食べ方・調理法

もやしの栄養を活かす食べ方・調理法

  1. ゆで汁ごと食べるスープにする
  2. 電子レンジで加熱する
  3. 発酵食品と組み合わせる

ゆで汁ごと食べるスープにする

もやしにはビタミンC、ビタミンB1、葉酸などの水溶性ビタミンが含まれています。「水溶性」の名の通り水に溶けやすい性質があり、調理の際にゆで汁に溶け出してしまいます。

そのため、水溶性の栄養が溶け出したゆで汁ごと食べられるスープにして、もやしの栄養をまるごと食べるのがおすすめです。(※16)

電子レンジで加熱する

電子レンジ調理の良さは、短時間で加熱が終わることです。加熱によって失われやすいビタミンCは、加熱時間が短ければその分残る可能性が高いといえます。

また、野菜が水に触れない状態で加熱ができることも特長で、水溶性の栄養素が残りやすい加熱方法だということができます。(※16,17)

発酵食品と組み合わせる

大腸に棲む細菌を腸内細菌のうち、善玉菌は糖分や食物繊維を食べて発酵をさせ、腸内を弱酸性に保つ作用があります。腸内を酸性にすることで悪玉菌は増殖ができなくなり、毒性物質の産生を抑制します。

もやしの食物繊維と、乳酸菌やビフィズス菌などを含む発酵食品を組み合わせることで、腸内環境のコントロールが期待できます。(※18,19,20)
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