ライター : macaroni 編集部

みりさん一押し!パケ買い&見た目買いチョコ

Photo by macaroni

フェリシモで20年間以上、チョコレートバイヤーを務め、世界中のチョコを知り尽くしているみりさん。そんな彼女が思わずパケ買い・見た目買いしてしまうとしたら、それってどんなチョコなのでしょう。みりさんがフェリシモ「幸福のチョコレート」をプロデュースするなかで見つけたというグッドルッキングなチョコレートを、全部で6品教えてもらいました!

お話をきかせてくれた人

チョコレートバイヤー みり フェリシモでのチョコレートバイヤー歴20年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と毎年現地に足を運び、数々のレアチョコを発掘する。これまでに日本に初上陸させたチョコは244ブランドで、紹介したチョコ484ブランド計2400種以上!それでもまだまだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し中!

1. ヒルストリート「ラズベリーハート」/イギリス

「日本人とイギリス人は好きだというピンクの色味が似ているんです。どちらもベビーピンクを好まれる方が多いんですけど、世界的に見るとそれは珍しいんですよ。ヒルストリートはお店自体や包装にもその色を採用していて、とっても人気の高いお店」
「このチョコレート、ピンクのハートの光沢感がすごいでしょう?2019年版『幸福のチョコレート』では、ヒルストリートのこのチョコレートを表紙に採用しました。 ベビーピンクのハートのなかは、ホワイトチョコとダークチョコの二層に包まれたラズベリーキャラメル。トロ〜ンとした口当たり、深いコクと酸味のバランスがハートにズキュン!ときます。
チョコレートのお共といえばコーヒーという人が多いと思いますが、イギリスのチョコレートは紅茶と合うんですよ。穏やかで華やかな香りとともに味わってほしいですね」

2. レシオ「塩キャラメルタブレット」/オーストラリア

「『レシオ』はオーストラリアのメルボルンにある、女性ひとりで切り盛りしているビーントゥバーのお店。こんなにきれいな板チョコは見たことがありませんでした」
店名のレシオにちなんで黄金比率(ゴールデンレシオ)をレリーフした表面も美しいんですが、見てほしいのは裏面!フレーク状の塩キャラメルが宝石のかけらのように輝いているんです。ソロモン諸島のカカオが香るチョコレートとの相性も完璧で、まさに黄金比率(ゴールデンレシオ)そのものです」

3. ラベルミエット「ボンボン」/オーストラリア

「ラベルミエットはメルボルンでは一、二を争う人気店。ヨーロピアントラディショナルな雰囲気がありながらも現代的で、とにかくおしゃれです。ゴールドを配したパッケージも秀逸で、工芸品のような完成度。捨てられず、つい手元に残してしまいます。 業界的に見ると、メルボルンは最先端の地。進化のスピードが速く、ニューヨークやパリも目じゃないくらい繊細で先鋭的な職人が増えています。そんななかで、ラベルミエットならではの特徴といえばアレンジ。見た目・香り・歯ごたえなど、チョコを形作る要素のすべてでさまざまな試みが見られます」
「エアブラシで仕上げるパステルカラーのボンボンは、なかでも目を引くもののひとつ。すばらしいのは見た目ばかりじゃなくて、バニラキャラメル、スペキュロス、コーヒー&ライムなど味のほうもオリジナリティがあり、どれもおいしくてノックアウト必至の本格派です」

4. ネネット「ラディジャ」/フランス

「昨年は公開から2時間で完売したチョコレートです。ネネットはフランス・ブルターニュ地方のヴァンヌにあるお店。美しい商品が多いと地元で評判になっていて、私も早くから目をつけていました」
「円錐形のチョコレートだなんてオリジナリティがありますよね。薄く繊細なダークチョコのカップにジャンドゥーヤタイプのクリームをしぼり、キャラメライズしたアーモンドをトッピングしているんですが、上品な甘さのなかにほろ苦さがあり、香りもすばらしい。大量生産でつくられたものにはない、個人店ならではの手作り感、ざらついた舌ざわりも気に入っています」
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