連載

【料理上手の器えらび vol.9】ナヲさんの物語

「器」使いが素敵なインスタグラマー100人でつなぐリレー連載。お気に入りの器を選ぶ目、器とお料理のコーディネートが卓越している「料理上手」さんたち。今回は温かみ感じる食卓写真を投稿されているナヲさんが登場します。

2019年1月25日 更新

今日の料理上手さん

 今日の料理上手さん

@nwoszkさん

温かみ感じる献立写真の数々を投稿しているナヲさん。自身のお料理をよりおいしく演出してくれるうつわ選びに卓越しており、まるで自分が食卓にいるかのような料理の写真がずらりと並ぶ。

だから、やっぱり器が好き

だから、やっぱり器が好き

Photo by @nwoszk

ーー器を好きな理由や、器を使うことで起きる心の変化について教えてください。

「旅先やお気に入りのお店で求めた大切な器は、使うたびにその時のことを思い返したり、懐かしい思い出を慈しむことができてうれしくなります。特に陶器は、手入れをしながら育っていく感覚が好きですね」

「器えらび」のこだわり、あれこれ

「器えらび」のこだわり、あれこれ

Photo by @nwoszk

ーー「器えらび」のポイントを教えてください。

「基本的には直感ですが(笑)、実際に手にとりながら「何をのせたいか」考えたり、その器を使っている食卓を想像することが大切かなと思います。

デザインの良さ、手にとったときの質感が気に入るかはもちろん大切ですが、自分の生活に合ったものを選ぶことも重要だと思います。見た目だけを重視したり、人気があるものだからという理由で選ばないこと。

陶器の手入れをする時間がとれないのであれば、手入れのしやすい磁器を選ぶのも良いと思います。生活に根ざした器は手にとるたび、たくさん使ってあげるたびに愛着が湧いていくと思いますよ」

わたしのお料理は、あなたに夢中

ーーお気に入りの器ブランド・器作家さんを教えてください。

大嶺實清

大嶺實清

Photo by @nwoszk

「こちらで語り尽くせないほど(笑)、深い思い入れのある陶芸家の方です。学生時代に沖縄・読谷村「やちむんの里」にある、大嶺さんの工房を訪れたことが出会いでした。

素敵なギャラリー内に、一見無造作に置かれた数々の作品たちの持つ力強さに、ただただ圧倒されました。大嶺さんの奥様に「勉強だと思って(目を養うために)、ひとつ本当に気に入ったものを自分のお金で買いなさい」とアドバイスをいただいて吟味して選び、貯めたアルバイト代で買ったマグカップは、今でも大切な宝物です。

他に二つと無い、大嶺さんの手指が作り出す素晴らしい作品たちの世界観に惹かれます」

溺愛!器コレクション3選

ーー愛用する器の中から、とっておきの器を3つ選ぶとしたら?

バッチャン焼き|伝統柄の器

バッチャン焼き|伝統柄の器

Photo by @nwoszk

「ベトナム・ハノイにあるバッチャン村で、古くから作られている伝統的な陶磁器です。夏に家族旅行で村を訪れ、制作風景などを見学させていただき、その緻密な技術に驚きました。

『蓮』『菊』『蜻蛉』というバッチャン焼きの伝統柄が醸し出す、素朴で柔らかい雰囲気の絵付けが気に入っています。エスニックはもちろん、和食にも合う懐の深さがありますね。ティーカップにデザートを入れたりするなど、少し遊んだ使い方をするのも好きです」

清岡幸道|グラタンボウル

清岡幸道|グラタンボウル

Photo by @nwoszk

「初めての器作家さんとの出会いは大嶺さんでしたが、意識して作家さんの器を購入したのは、清岡さんの耐火の器『グラタンボウル』でした。シンプルで洗練されたフォルム。使い勝手が良いこともお気に入り。グラタンなどのオーブン料理はもちろん、スープや一人用の鍋にも良いし、直火にかけて石焼ビビンパにしたりもします。

昨年新たに土鍋も仲間入りしましたが、鍋のみならずお粥や炊き込みごはんを炊くなど、たくさん活躍してくれていますね。耐火の器以外にも、錆釉や白灰の器なども気に入っています」

山田洋次|オーバル深皿

山田洋次|オーバル深皿

Photo by @nwoszk

「毎週金曜日にカレーを作っているのですが、その『カレーの日』に最も多く登場するのが山田洋次さんのオーバル深皿です。

スリップウェア(『スリップ』と呼ばれる、イギリスを中心としたヨーロッパで古くからある技法で、泥状の化粧土で作られた大胆な模様が描かれた器)は素朴で力強く、比較的男性に好まれるイメージですが、山田さんのそれはどこかひと味違います。器の形状、デザインの洗練具合は秀逸。繊細さも合わせ持ち、黄釉の作品などは艶かしく、どこか女性的なイメージすら感じさせます。

すべての器が耐熱で、オーブンにそのまま使えるのもありがたいです。ご本人もおっしゃるように、現在の日本人の生活に根ざした作品たちは、カレーはもちろん、サラダや炒め物など、普段づかいにもピッタリの万能選手です」

運命の器と出逢う場所

ーーいつも器を購入するお店を教えてください。

MWLストア

MWLストア

Photo by @nwoszk

「横浜・石川町にある『器とお茶と暮らしの品』がコンセプトのお店です。以前近所に住んでいたことがあり、裏通りに洗練されたお店ができたなあ……とふらりと足を踏み入れたことが、素敵な女性店主さんとの出会いでした。

セレクトされた商品は、どれも店主さんの朗らかなセンスの良さが光ります。さまざまなことに造詣が深い店主さんとの会話は、いつも新鮮で刺激的でおもしろく、訪れるとつい長居してしまう大好きなお店。

安土草多さんの企画展をされていた際に買ったグラスや、ペンダントライトは大のお気に入りです」

「器えらび」をもっと楽しく

「器えらび」をもっと楽しく

Photo by @nwoszk

ーーこれから器を買われる方、器をどう選んでいいかわからない方にアドバイスをお願いします。
「たくさんの器に触れ合う機会を設けると、自分の好みがわかってくると思います。インスタグラムの「#うつわ」タグなどから自分の好きそうな器を使った食卓を見るのも良いと思いますが、好きそうな器を見つけたら、実際にたくさん手にとって触れて見てください!

本当に気に入ったものを少しずつ揃える感覚でお迎えしていると、自然と自分のセンスも磨かれていくような気がします。……という自分もまだまだ初心者なのですが(笑)」

今、気になる「料理上手さん」

ーー日頃参考にしている「器えらび」が得意な料理上手さんを教えてください。
 今、気になる「料理上手さん」

@akichamxxxさん

「日々の丁寧でおいしそうなお弁当が素敵で見入ってしまうのですが、さりげない器づかいにもセンスが光るakiさん。使われているお弁当箱もきっとこだわりのあるものばかりだし、食卓での器あわせも素敵だなあと密かに気になっておりました。どんな秘密を聞けるのか、とっても楽しみです」
次回は @akichamxxx さんに「器」のこだわりを教えていただきます。どうぞお楽しみに♪
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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