かつおぶしを、ぜいたくに味わうおにぎり

Photo by muccinpurin

「ねこまんま焼おにぎり」のお米は、埼玉県産のコシヒカリを使用。国内製造のかつお節を粉にした「かつおだし粉」をたっぷりと混ぜ込んでいます。 形を作ったおにぎりを炭火でこんがりと焼いていくと、辺り一面にかつおの香りが広がります。歴史を感じる川越に合うよう、七輪を使って焼いているのがポイントです。

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焼きながら、特製の出汁醤油をたっぷりと塗っていきます。側面までたっぷりと塗ったこのビジュアル、たまりません! もともとお店の方が自宅で作っていた出汁醤油。これを使って名物を作れないかと思い、生まれたのが、「ねこまんま焼おにぎり」なんだそうです。

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おにぎりに焼き目がつくたび、辺りに漂う香り。醤油の焼けるいい香りに誘われて、道行く人も集まってきます。

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ねこまんま焼おにぎり(かつおぶし)250円(税込)
最後は、鹿児島県・枕崎産のかつおぶしをたっぷりとかけて完成! 「ねこまんま焼おにぎり」のお味は、かつおぶしといわしぶしの2種類。熱々のおにぎりの上でゆらゆらと揺れるかつおぶしがなんとも愛しい!かつおぶしの深い磯の風味と、香ばしい醤油が合わさり、まさにうま味を閉じ込めたおにぎりに仕上がっています。

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ねこまんま焼おにぎり(いわしぶし)250円(税込)
こちらはいわしぶしをたっぷりとかけた、「ねこまんま焼おにぎり」。くせがなく、さっぱりとした中にも深いうま味を感じます。 頭とはらわたを取り除くと、身がほとんど残らないいわしは、いわしぶしに加工するのが難しいそう。「ねこまんま焼おにぎり」で、いわしぶしのおいしさを感じてみてくださいね。

かつおぶしの熟成のように歴史を重ねたお店

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ふりかけ用削り 390円(税込)
江戸末期に鮮魚店としてスタートした中市本店。新河岸川の水運を利用し、海がない埼玉ならではの方法で品物を仕入れていたといいます。 “Washoku”が世界で注目される今、そのベースのひとつが出汁。その出汁のおいしさを知ってほしいという願いのもと、「ねこまんま焼おにぎり」が生まれました。

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いわしふりかけ潮の花 360円(税込)
自宅でも「ねこまんま焼おにぎり」を楽しみたければ、ふりかけをお土産にどうぞ。 「卵かけごはんにのせたりオイルパスタにかけるだけでもおいしいんですよ」と、すてきなアレンジも聞けて大満足です!
■店舗名:かつおぶし 中市本店 ■最寄駅:西武新宿線「本川越駅」徒歩約10分 ■電話番号:049-222-0126 ■営業時間:10:00~17:00 ■定休日:水曜日(焼おにぎりは火曜日もお休みとなります。) ■公式HP:https://www.nakaichi-h.com/

温かさに触れられる街、川越

歴史に寄り添いつつ、新しいものを取り入れて進化を続ける川越。おいしいものや美しい街並みを堪能しながら散歩が楽しめました。 川越ならではの料理を食べ、人々の温かさに触れて笑顔が増える。ほっこりと温かい気持ちになれる川越を、ぜひ訪れてみてくださいね。
(文・写真:横田睦美、編集:伊集理予)
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