妊娠中の上手なチョコレートの楽しみ方

ポイント

  1. 食べる量は一日2/3枚を目安に
  2. 夜よりも昼に食べる
  3. ゆっくり時間をかけて味わう

食べる量は一日2/3枚ほどを目安に

妊娠中のカフェイン摂取量を一日200mg、間食を一日200kcalと仮定するなら、チョコレートは一日2/3枚ほどを目安にできます。これは、ミルクチョコレート1枚55gの栄養価を参考にした場合の目安量です。

ただし、コーヒーや紅茶も摂る場合、カフェインを摂りすぎるおそれが。チョコレートの摂取量は、ほかの食べ物・飲み物とのバランスを考える必要がありますよ。

カカオ分が70%以上のいわゆる「高カカオチョコレート」は、とくにカフェインが多いです。妊娠中はなるべくカカオ分の低いものを選びましょう。(※2,3,7,8)

夜よりも昼に食べる

妊娠中は体重が必要以上に増えすぎないようにしたいですよね。脂肪をため込む作用を持つ「BMAL1」というたんぱく質があります。BMAL1がとくに少ないのは14時ごろで、夜になるとBML1が多くなる傾向です。

そのため、チョコレートは昼に食べたほうが、体重に影響しにくいと考えられます。(※1,9)

ゆっくり時間をかけて味わう

チョコレートに限りませんが、よく噛んで食べたほうが少量でも満腹感を得られやすく、食欲を抑えられることが分かっていますよ。さらに、よく噛むとだ液の分泌が増えるので、消化を助けるというメリットも。

一方で早食い(速食い)は、食べすぎの要因と考えられます。チョコレートはぜひ、ゆっくり味わうようにしてくださいね。(※10)

妊娠中のチョコレートにメリットはある?

体重増加やカフェインの影響に目を向けると、なんだか食べるのが怖くなってしまいますね。ですが、チョコレートにはメリットもたくさんあります。

チョコレートの原料であるカカオはポリフェノールを含み、ストレスを和らげたり、リラックスにつながったりする効能が。また、テオブロミンという成分は血流をスムーズにし、緊張を和らげる作用があります。

チョコレートの種類や摂取量に気をつけながら、メリットを活かしたいですね。(※11)

妊娠中のチョコレートは適度に楽しもう

妊娠中のチョコレートは適度に摂り入れたいですね。チョコレートはカロリーが高く、カフェインが含まれるため、食べすぎに気をつけましょう。高カカオチョコレートはカフェインがとくに多いので、カカオ分の少ないチョコレートがおすすめですよ。

妊娠中のリラックスタイムにチョコレートを役立て、楽しいマタニティライフをお過ごしください。
【参考文献】
(2023/12/18参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ