妊娠中の上手なチョコレートの楽しみ方

ポイント

  1. 食べる量は一日2/3枚を目安に
  2. 夜よりも昼に食べる
  3. ゆっくり時間をかけて味わう

食べる量は一日2/3枚ほどを目安に

妊娠中のカフェイン摂取量を一日200mg、間食を一日200kcalと仮定するなら、チョコレート(カカオ分45%未満)は一日2/3枚までが目安。これはミルクチョコレート1枚55gの栄養価を参考にした場合です。

ただし、ほかにも間食をするとカロリーオーバーになるかもしれません。また、例えばコーヒーや紅茶を飲むとカフェインを摂りすぎることも……。チョコレートの摂り方は、ほかの食べ物・飲み物とのバランスを考える必要がありますよ。

カカオ分が70%以上の「高カカオチョコレート」は、とくにカフェインが多いです。妊娠中はなるべくカカオ分の低いものを選びましょう。(※2,3,7)

夜よりも昼に食べる

妊娠中は体重が必要以上に増えすぎないようにしたいですよね。脂肪をため込む作用を持つ「BMAL1」というたんぱく質があります。BMAL1がとくに少ないのは14時ごろで、夜になるとBMAL1が多くなる傾向です。

そのため、チョコレートは昼に食べたほうが体重に影響しにくいと考えられます。(※1,8)

ゆっくり時間をかけて味わう

チョコレートに限りませんが、よく噛んで食べたほうが少量でも満腹感を得られやすく、食欲を抑えられることが分かっていますよ。さらに、よく噛むとだ液の分泌が増えるので、消化を助けるというメリットも。

一方で早食い(速食い)は食べすぎの要因になります。チョコレートはぜひ、ゆっくり味わうようにしてくださいね。(※9)

【Q&A】妊婦におすすめの市販のチョコレートは?

A:カカオ分の控えめな商品や、ホワイトチョコレートがおすすめです。

チョコレートは原料のカカオ分が多いほど、カフェインが多く含まれます。一般的なチョコレートはだいたいカカオ分が45%程度です。

ホワイトチョコレートは見た目からも想像がつきますが、カカオ分が少ないです。例えば「明治ホワイトチョコレート」はカフェインをほとんど含まないと、公式サイトのQ&Aで回答していますよ。(※3,10)

【Q&A】妊婦がチョコレートのアイスやケーキを食べてもよい?

A:食べても構いませんが、適量を心がけましょう。

チョコレートのアイスやケーキも糖分が多いことに変わりはありません。一緒にコーヒーや紅茶を飲むことでカフェインの摂取量が増えるおそれも考えられます。ほかの食べ物・飲み物と合わせて、糖分やカフェインの摂取量を管理することが大切です。(※2,3)
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