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チョコなのに太らないものがあるってほんと?
チョコレートの種類
チョコレートは主にスイート、ミルク、ホワイトの3種に分かれます。スイートチョコレートはダークチョコレートやビターチョコレートとも呼ばれ、カカオマスが40~60%以上ある乳製品の入っていないものです。
ミルクチョコレートはスイートチョコレートに乳製品が加わったものを指します。ホワイトチョコはカカオマスを使用しておらず、カカオ豆の主成分のカカオバターを使った製品です。
カカオバターはほかの油脂より消化吸収率が低く、高カカオチョコレートは体重減少に役立つと言われます。植物油脂の入っていない、高カカオチョコレートが太りにくくおすすめです。(※1,2)
ミルクチョコレートはスイートチョコレートに乳製品が加わったものを指します。ホワイトチョコはカカオマスを使用しておらず、カカオ豆の主成分のカカオバターを使った製品です。
カカオバターはほかの油脂より消化吸収率が低く、高カカオチョコレートは体重減少に役立つと言われます。植物油脂の入っていない、高カカオチョコレートが太りにくくおすすめです。(※1,2)
それぞれに含まれる栄養素の違い
栄養素 | スイートチョコレート | スイートチョコレート(カカオ増量) | ミルクチョコレート | ホワイトチョコレート |
エネルギー(kcal) | 530 | 539 | 550 | 588 |
たんぱく質(g) | 5.8 | 8.9 | 6.9 | 7.2 |
脂質(g) | 37.7 | 41.3 | 34.1 | 39.5 |
糖質(g) | 44.9 | 30.2 | 51.9 | 50.3 |
食物繊維(g) | 7.7 | 13.1 | 3.9 | 0.6 |
カルシウム(mg) | 60 | 71 | 240 | 250 |
亜鉛(mg) | 1.8 | 3.2 | 1.6 | 0.8 |
カロリーの高いホワイトチョコレートはカカオマスが入っていない分、亜鉛や食物繊維がほかのチョコレートよりも少ないのが特徴です。カカオ増量のスイートチョコレートは脂質が多く、カロリーも高いため、よくない印象を受けますが、糖質が少なく亜鉛や食物繊維が豊富であることがわかります。
カルシウムは乳製品を使用しているミルクやホワイトチョコレートが多いです。製品によっても変わることから、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。(※1)
カルシウムは乳製品を使用しているミルクやホワイトチョコレートが多いです。製品によっても変わることから、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。(※1)
チョコが太らないと言われる理由
チョコが太らないと言われる理由
- 血糖値に関わる「GI値」
- 嬉しいはたらきが多い「カカオポリフェノール」
- 整腸効果のある「食物繊維」と「カカオプロテイン」
- 脂肪としてため込みにくい「脂肪酸」
血糖値に関わる「GI値」
GI値はGlycemic Index(グライセミック・インデックス)の略で、食後の血糖値の上がりやすさを表す指標のことです。食後に血糖値が高くなると、インスリンというホルモンが分泌されて細胞が糖をエネルギーとして使えるよう作用します。
GI値の高い食品を摂取してインスリンの過剰分泌が起こると、そのあとの空腹感が増す、脂肪の分解を抑制して合成を増やす現象などが起こります。チョコレートはこのGI値が糖質の多いパンや麺、せんべいなどの菓子類と比べても低いことから肥満対策におすすめです。(※7,8)
GI値の高い食品を摂取してインスリンの過剰分泌が起こると、そのあとの空腹感が増す、脂肪の分解を抑制して合成を増やす現象などが起こります。チョコレートはこのGI値が糖質の多いパンや麺、せんべいなどの菓子類と比べても低いことから肥満対策におすすめです。(※7,8)
嬉しいはたらきが多い「カカオポリフェノール」
チョコレートの原料となるカカオにはカカオポリフェノールが豊富に含まれます。カカオポリフェノールは摂取することで、LDL-コレステロールの低下とHDL-コレステロールの上昇が見られるとされ、脂質代謝を良くすると言われる成分です。
インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性がよくなるという報告もされており、糖質の代謝にも良い作用を与えます。(※9,10,11)
インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性がよくなるという報告もされており、糖質の代謝にも良い作用を与えます。(※9,10,11)
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