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どこまで知ってますか? その他の柑橘類いろいろ
ここまでに紹介した3つの柑橘以外にも、日本で食べられている香酸柑橘はたくさんあります。定番の黄ゆずをはじめ、だいだい・じゃばら・へべす・シークワーサーについても解説します!
【黄ゆず】薬味の定番。乾燥させて七味の材料にも
鍋でおなじみの黄ゆずは、青ゆずが完熟したもの。酸味が強いので薬味として使われます。最近では日本らしいフレーバーが世界でも認められて、お菓子やお茶の香りづけ、食用以外の入浴剤などにも使われます。皮も香りがいいので、マーマレードにしたり、乾燥させて七味とうがらしの材料にもなります。
【だいだい】お正月に見かける、あの柑橘
そう、あの鏡餅にのっている姿で知られる柑橘が「だいだい」です。お正月飾りで見たことはあっても、食べたことがある人は少ないのでは? 酸味と苦味が強いので、直接食べることには向かないといわれていましたが、最近ではだいだいが使われたポン酢が作られるなど、食用にされることもあるようです。
【じゃばら】和歌山が産地。邪気を払うことからこの名前に
最近はみかけることも増えてきましたが、まだまだ知らないという方も多い「じゃばら」。和歌山県が産地で、地元では邪気を払うといわれることからこの名前がついたとか。強烈な酸味と苦みがあり、名前以上に味も個性的です。11月下旬から2月上旬頃に収穫されるので、産地では正月料理に使われることで知られています。
【へべす】果汁が豊富。料理にもジャムにも使われる
かぼすに似ていますが、ゆずよりも皮が薄く、かぼすよりもやさしい香り。産地は宮崎県日向市で、果汁が豊富です。「日向ライム」とも言われ、最近新たに注目が集まっているとか。肉や魚などどんな料理にも合わせやすく、ジャムにするのも人気があります。
【シークワーサー】現地で広く使われる、沖縄食材の定番
沖縄県原産で、地元では揚げ物の薬味にしたり、果汁を水で薄めてジュースにしたりと広く親しまれています。和名はヒラミレモンで、レモンのようなさわやかな酸っぱさとほのかな甘みがあり、ドレッシングに使うなど、レモンと同じような感覚で料理に使えます。
取扱い:伊勢丹新宿店
じゃばらやへべすなど、今まであまり知らなかった地方の特産品にも、最近はひょっこり出会う機会が増えています。どれも似たようなものと思っていた香酸柑橘ですが、聞いてみると意外と知らない違いがあります。これからはそれぞれの特徴に合わせて、使い分けて楽しんでみてはどうでしょうか。
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