味も値段もクリスタル!S級のシャンパン「クリスタル」とは?

フランスの老舗シャンパン製造会社、ルイ・ロデレールが製造している「クリスタル」というシャンパンをご存知でしょうか。世界最高の手作業とも称されるこのクリスタルには、秘密が沢山あるんです。今回はそんな皇帝も愛したシャンパンについて紹介します。

2018年8月3日 更新

ルイ・ロデレールの高級シャンパン「クリスタル」

ルイ・ロデレールとは

ルイ・ロデレールはフランスにある世界有数のシャンパン製造会社。最高級のシャンパン、「クリスタル」を展開している会社としても有名です。

1776年創業、200年の歴史を持つ中で、1819年以来同族経営を貫いている世界的にも希少なシャンパンメゾンです。

自社の大きな葡萄畑

本社はフランスのランス。ルイ・ロデレールは214ヘクタールにも及ぶ巨大な自社葡萄畑を所有しており、自社で生産する2/3以上のシャンパンを自家生産の葡萄で作り上げています。

この広大な葡萄畑はシャンパーニュ地方随一の規模を誇っており、他のシャンパン生産会社が葡萄を買い付けに頼っていることからも非常に珍しいと言えるでしょう。

そして、葡萄を自社で賄えるということは、葡萄の生産の段階からシャンパン会社が手を加えることができるということ。これは質が良くおいしいシャンパンをつくる上で大きなアドバンテージであることが分かります。

質の高いシャンパンを多数輩出

堅実な同族経営を脈々と続け、数々の評価の高いシャンパンを輩出してきたルイ・ロデレール。実は2013年にフランスのワイン雑誌「La Revue du Vin de France」でNo.1シャンパーニュメゾンにも選出されているのです。

このランクは世界的にも有名なテイスター、審査員が60以上の有名なシャンパーニュメゾンを格付けしたもので、ルイ・ロデレールの下にはボランジェやドンペリのドン・ペリニヨンなどが名を連ねていることから、名実ともに世界最高峰のシャンパン製造会社であることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

皇帝が愛したシャンパン!クリスタルとは

ルイ・ロデレールで最も有名だと言われる「クリスタル」。1876年に、ロシア皇帝であるアレクサンドル2世の要望によって生まれました。

ルイ・ロデレールの愛好家でもあったこのロシア皇帝は毎年自分専用のシャンパンをつくるように依頼してきたのです。皇帝のために作られた最高級のシャンパンはその高貴さを強調するために平底のクリスタルガラスボトルに詰めました。

それによってこの透明で輝いたシャンパンは「クリスタル」と名づけられるに至ったのです。

ルイ・ロデレールのシャンパン作りへのこだわり

製法・原材料のこだわり

ルイ・ロデレールのシャンパンは自社の葡萄畑から作られた葡萄を使用していることで味をキープしているだけではありません。広大な葡萄畑から収穫された葡萄は直に圧搾し、450以上もののタンクに区画ごとに分けられ、発酵が始まります。

区画ごとに葡萄を分けることで葡萄の細かな産地、土壌に関する情報が完璧に保たれ、葡萄の木の特徴ひとつひとつを完全に反映させることができます。熟成が始まると毎日テイスティングし、香りや風味といった特徴ごとに分類されます。分類を細かく、深くすることでシャンパンは発酵しながら個性が伸びていくのです。

また、シャンパンを最高の状態で飲んでほしいというルイ・ロデレールのシャンパンへの想いから瓶に詰めてから更に3年熟成させます。この間、人が行うのはボトルを毎日回転させて瓶の中の澱を文奥地側に集める作業だけ。シャンパンの規定としては15ヶ月以上熟成させればシャンパンと呼べるので、他のシャンパンよりも3倍から4倍の長い時間を掛けて熟成しているのがルイ・ロデレールの特徴的な製法です。
1 / 3
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

特集

FEATURE CONTENTS

WRITER

miyuki_akabane

カテゴリー

CATEGORY

ランキング

RANKING

毎日更新!SNSで逃さずチェックしよう