ライター : rieyutenji

フレンチプレスって?

ほかの淹れ方とどう違うの?

コーヒーにはいくつもの抽出方法があり、同じコーヒーでも使う器具によって異なる味わいになります。 もっとも一般的と言われているのはドリップ式。紙のフィルターにコーヒーの粉を入れ、そこにお湯を注いでいく方法で、その注ぎ方により抽出時間が変わるのでコーヒーの味も変わります。 また、気圧の力でお湯を移動させコーヒーを抽出するサイフォン式もあります。一見、化学の実験器具のようでプロっぽくも見えますが、実は簡単。ただ、最初に少々高めの器具代がかかります。 そして、フレンチプレス式は粉を入れ、そこにお湯を注ぎ、うえから金属のプレスを押し下げるだけ。簡単な方法なので誰でも同じ味にコーヒーを淹れられることが魅力です。

どんな味のコーヒーなの?

フレンチプレスはコーヒーの粉がお湯に触れている時間が長いので、コーヒーの風味をダイレクトに感じられるのが特徴。うま味や甘みを含むコーヒーの油分も抽出されるので濃厚でオイリー、まろやかな味わいになります。 ただ、細かい粉も一緒に抽出されることがあるので、細かい粉を使ったりフィルターが傾くと、ざらつくこともあります。

フレンチプレスの使い方

基本的な淹れ方

1. フレンチプレスには主に350mlのものと500mlのものがあります。 350mlでは15~18g、500mlでは25g前後の豆を用意します。 2. 鉄のメッシュなのでドリップ式の紙よりも粉を通しやすいため、粗びきのコーヒー粉を用意しましょう。 3. お湯をそそぐ前にタイマーを4分にセットしておきます。 4. 沸騰したお湯を注ぎ、タイマーをスタート。 5. フィルターを最大限にあげた状態で蓋をします。 6. 4分たったらフィルターをゆっくり垂直に降ろしていきます。 7. コーヒーカップに注いで、できあがり♪

おいしく淹れるコツ

1. フレンチプレスはコーヒーの油分まで抽出するので、新鮮なコーヒー豆であることが大切。飲む直前に挽いた粉が最適です。 2. お湯は一気に注がず、まずは半分ほど。それも直接コーヒー粉に注がず、プレスの側面にお湯をぶつけて間接的に注ぐと、粉の飛び散りを防げ、水流でコーヒー粉とお湯がきれいに馴染みます。 3. 残りのお湯を注ぐ前にコーヒーが膨らむまで30秒ほど待ちます。 4. フィルターをおろす際、速すぎるとコーヒーに粉が混ざるので、だいたい3秒から5秒かけておろします。 5. フィルターが斜めにズレても粉が混ざるので、うえから垂直に力をくわえます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ