使う喜びと料理の楽しさ

Photo by macaroni

「シンプルな道具が好きです。いろいろな機能がついたものも便利なのでしょうけど、わたしはどうにも使いにくいと感じてしまって」 亜子さんがいう「機能的」で「実用性の高い」道具とは、あれもこれも1台でという品ではなく、もっとひとつのことを極めたもの。なにかに特化し、それをするための配慮が行き届いたものを使いやすいと表現しています。 「使いこなすまでに慣れが必要な道具もあります。でも、扱いを習熟すれば驚くほど効率よく作業できて、面倒を遠ざけてくれる。そういう道具がいいんです」
昔は料理が苦痛だったという亜子さんの愛用品は、どれもシンプルで、だからこそという使い勝手の良さをもったものばかりでした。ただ便利なだけでなく、使う喜びをくれるもの。料理に苦手意識を持っている人を料理上手へ導いてくれる道具とは、きっとそういうものなのでしょう。
取材・構成/小林萌、文・写真/植松富志男(macaroni編集部)

大石亜子さんのその他の愛用品はこちら

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ