ライター : muccinpurin

製菓衛生師

元パティシエです。年に3〜4回東南アジアを旅して現地の食に触れ、料理を勉強するのがひそかな趣味。再現レシピや、料理の基本系の記事をメインに執筆しています。 お料理YouTube始めま…もっとみる

カヌレを焼くなら銅の型でなくっちゃ!

Photo by muccinpurin

お菓子作りを始めると、集めたくなるのが「焼き型」。お菓子ごとにそれぞれの型を使い、形や食感の違いを生み出します。 せっかく型を手に入れるなら、一生ものを! 今回は人気の「カヌレ」を焼くための銅カヌレ型にフォーカスし、パティシエの筆者が下準備から使い方、お手入れ方法まで写真付きで詳しくレクチャーしていきます!

カヌレと焼き型のおいしい関係

カヌレを作るなら、まずは型について知りましょう。銅カヌレ型をはじめ、他の材質の型についても見ていきましょう。

Photo by muccinpurin

1. 独特の食感は銅カヌレ型ならでは

なぜ銅のカヌレ型が最も優れているか。それは圧倒的な熱伝導のよさにあります。金属の中では金と銀に次ぐ純度の高さを持つ銅。この熱伝導がカヌレ独特の"外カリッ、中モチッ"の食感を生み出しているのです。

2. 他の材質で焼くとどうなるの?

「カヌレ型は銅に限る!」と断言しましたが、もちろん銅以外の材質のカヌレ型も市販されています。アルミやステンレス、最近だとシリコン樹脂のものまでさまざまです。 アルミは熱伝導はかなりいいのですが、油がなじむ性質がないので型に生地が張り付いて取れません。ステンレスは熱伝導が悪く、焼き色が均一に付きません。 シリコン樹脂は型離れは申し分ないものの、熱伝導が最も悪く、焼き色が付かないどころか、焼き上がりの表面がふにゃふにゃになってしまいがちです。

3. 銅カヌレ唯一の欠点は……

Photo by muccinpurin

以上のことから、カヌレを焼くなら銅のカヌレ型を強くお勧めします!ただし、唯一といってもいい銅カヌレ型の欠点が、"価格"です。 純度が高い銅は、高級品。ひとつ当たり安いものでも1,000円ほどします。一度に何個もカヌレを焼くためには複数の型を用意する必要があります。 でもご安心ください!高価な型も、お手入れをしっかりとすれば一生もの。使えば使うほどおいしいカヌレが焼けるようになります!詳しく手順を追って説明していきます。

カヌレを焼く前に準備しましょう!

1. 買ったらまず"油なじみ"を

Photo by muccinpurin

カヌレ型を購入したら、まずはじめに"油なじみ"をします。 型の内側と外側に、刷毛でサラダ油をまんべんなく塗っていきます。刷毛は毛が抜けず熱に強いシリコン製がおすすめ。 全体に油を塗ったら、網に逆さまに並べて、190度に予熱したオーブンで15分ほど空焼きします。 銅の内側に塗ってあるスズの融点が231度のため、これを超えるとスズが剥げてしまいます。空焼きの温度は200度以上にならないようにしましょう。この作業は2回目以降使う時には不要です。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

特集

FEATURE CONTENTS