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5.【箸】竹清堂
「東京・桜上水の『竹清堂』さんは、100年以上の歴史をもつ竹細工の老舗です。毎年冬になると、青竹を使ったお箸を販売していて、それを去年、初めて手に取りました。お正月用の門松に使う青竹でつくっているそうです。
わたしの実家では、お正月に下ろす食器を年末に買うということをしていました。幼心にそれがうれしかったので、これからは青竹の箸でそれを続けていけたらと思っています。竹なので水に強く、しっかりと手に収まるので扱いやすく、食べやすい。口当たりもすごくいいんですよ」
6.【カトラリー】グラフ「スナオ」シリーズ
「スナオ(sunao)のカトラリーは、日本の一般的な家庭料理と相性がいいと思うんです。シンプルなデザインに加えて、ヘッドのサイズがちょうどいい。大きさを意識せずに食事できます。
合わせる食器を選ばないので、友人や知人にちょっとした贈り物をするときは、スナオのカトラリーセットをプレゼントすることが多いですね」
ITEM
グラフ「スナオ」シリーズ
¥7,700〜
サイズ:ディナーナイフ207mm/ディナーフォーク194mm/ディナースプーン184mm/ケーキフォーク145mm/ティースプーン138mm/箱サイズ245x145x35mm
※2018年5月29日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
7.【グラス】イワキ「プリンカップ」
「業務用の耐熱性プリンカップです。最初は茶碗蒸しやデザート用の容器として買ったんですが、お茶を出すとき使ってみたら意外と悪くなくて。傷がつきずらいので子どもにも安心して使わせることができますし、耐熱性だから温かいものにも安心して使えます」
ITEM
イワキ「プリンカップ」
¥252〜
サイズ:口径8.6×6.5cm
※2018年5月29日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
8.【弁当箱】自作の曲げわっぱ
「ワークショップに参加して自作したものを使っています。特徴は、中に入れたごはんのおいしさ。曲げわっぱはやはり吸湿性が高いから、炊きたてごはんのふっくらとした質感が長持ちします。ごはんに必要な水分は残しつつ、余分な分は逃してくれる。その加減がいいですね」
季節の食材を白に盛る。
ご紹介いただいた計8点。すべて並べて眺めてみると、いくつか似通った部分が見えてきます。その点についてスズキエミさんに訊ねると、うんと頷いてこう言いました。
「季節の食材に耳を傾ける……というと格好よく聞こえてしまうかもしれませんが、その時その時おいしい素材の持ち味を生かして、家庭でもつくりやすい料理を提案していきたいと思っています。そのせいか、わたしの料理は和風に見えることが多いようなので、いかにも和食器という器は避けるようにしています。
改めて見てみると、白いもの、自然素材を使ったものが多いですね。軽やかで、和洋どちらにも寄せられる。白い器という言葉だけだと特徴がないように聞こえてしまいますが、作家ごとに白の出し方、表現の手法は違いますから、好きなんです」
最後に、これらの食器に上手に料理を盛り付けるにはどうすれば?とスズキさんに訊ねると、すぐに実践できそうなアドバイスをふたつくれました。
「手でよそってみてください。手を使ってふんわりと盛り付けるんです。特にサラダはそれでかなり見栄えがよくなりますよ。加えて、お鍋やボウルの中身を全部よそおうとしないこと。器の中に余裕があるくらいがいいバランスです。はみ出そうなくらいの山盛りがおいしそうに見えることがありますが、そうでないことも多いのです。器の中に余白を残したほうが美しい料理もあると、知っておきましょう」
取材/小林萌、文・構成・写真/植松富志男(macaroni編集部)
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