5.【土鍋】野村亜矢

Photo by macaroni

「器作家の野村亜矢さんの土鍋は、サイズや大きさなどすべてオーダーしてつくっていただきました。持ち手の位置や色あい、デザインなどすべてわたし好み。特にオーバル型のフォルムが気に入っています。 主に炊飯用として愛用していますが、煮物をつくるときはオーバルの便利さを実感します。大きめの鶏肉や人参も丸ごと一本も入ってとっても便利なんです。土鍋の性質上、食材にじわじわ火が入っていくので、お肉も柔らかく仕上がりますし、保温性が高く余熱でお肉が炊けてしまいます」

6.【調理ハサミ】金鹿工具製作所「みまつ キッチン鋏 」

Photo by macaroni

「こういうシンプルなデザインの調理ハサミが欲しかったんですよね。ある程度の重さがあり、分厚い肉でもばっさり切れますし、魚の骨や乾物など固いものも簡単に切れます。中央のネジをゆるめれば分解して洗えるので、衛生的にも安心です。 お味噌汁のネギを刻むときなんかは、こちらを使ってお鍋の上でカットして入れちゃってます。たしかお値段は1000円ちょっとだと記憶してるんですが、使い勝手の良さを考えるとコスパのいいアイテムですね」

日々の暮らしを、ちょっと楽にする。

Photo by macaroni

自身を直感人間だと形容する黄川田さん。今回紹介してもらったアイテムはどれも、機能性を見極めて購入したもので、感覚だけに頼ったセレクトには思えません。そんな疑問をぶつけてみると、個性を大切にする黄川田さんならではのこんな話をしてくれました。 「自分好みのデザインかどうかも、選ぶ基準のひとつですね。そういうものを使っているときって、わかりやすくテンションが上がりますから。日々使うものだから、楽しいに越したことはないですよね」 料理を楽しむためのデザインと、料理をつくるコンディションを整えるための機能性。黄川田さんのような、自分の“気持ち”に寄り添ったアイテム選びに、日々の暮らしを楽にするヒントが隠されていそうです。
文・構成/山川俊行(macaroni編集部)、撮影/田上大輝(macaroni編集部)

黄川田としえさんのその他の愛用品はこちら

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ