ライター : pom

じゃがいもの品種はどのくらいの数がある?

日本で流通しているじゃがいもの品種は、約30品種。そのうち、スーパーや青果店に出回っているものは15品種ほどです。加工用は7品種、でんぷん用に10品種ほどが使用されています。

じゃがいもは、品種によって味や食感、見た目などが異なります。料理に適したじゃがいもを選ぶことで、よりおいしく仕上げることができますよ。

【皮が黄色】じゃがいもの人気品種10選とその特徴

1. 楕円形で凹凸が少ない 「メークイン」

イギリス原産の「メークイン」は、やや細長い楕円形で凹凸が少ない形が特徴です。果肉は黄色がかった白色で、しっとりとしています。きめが細かく煮崩れしにくいため、カレーやシチューなどに適していますよ。舌触りがなめらかで甘みがあるので、マッシュポテトにもおすすめの品種です。

2. 粉質品種の代表格 「男爵」

明治時代に農場主だった川田男爵が広めたことから名付けられたのが「男爵」です。メークインと並ぶ主流品種ですが、見分け方は簡単。男爵はメークインにくらべて凹凸があり、丸みがあるのが特徴です。

果肉は白色で、ホクホクした食感。煮崩れしやすいため、煮込み料理よりはベイクドポテトやポテトサラダなどにおすすめです。

3. 甘みが強い 「キタアカリ」

「キタアカリ」は、男爵とドイツ原産の品種から誕生しました。見た目は男爵によく似て、芽が赤っぽいのが特徴です。果肉は黄色くホクホクとして、ポテトサラダや粉ふきいもなどに適しています。甘みが強いことから「栗じゃがいも」とも呼ばれることもありますよ。

4. さまざまな料理に使いやすい 「インカのめざめ」

「インカのめざめ」は、濃い黄色の果肉が特徴の品種です。あまり凹凸がなく、ほかの品種にくらべると小さいのが特徴。収穫量が少ないため、希少品種とされています。きめが細かく煮崩れしないため、煮物におすすめですよ。また、果肉の色を活かしたサラダや揚げ物にも適しています。

5. 北海道の洞爺湖が名前の由来 「とうや」

北海道で誕生したとうやは、北海道の洞爺湖が名前の由来です。丸みのある形で、比較的大きいのが特徴。凹凸が少なく、皮がむきやすいです。果肉は淡い黄色で、なめらかな口当たり。炒め物やサラダに適した品種です。
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