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5.【鍋】真鍮の鍋
銅より黄銅=真鍮が好きです。鈍い輝きがなんか、地味映えする気がします。京都の有次さんで一目ぼれしたけど、1日考えて購入しました。
すき焼きや鍋料理のときに活躍しています。また、旬の野菜を盛りつけたり、花を投げ込み風に生けてテーブルに置いたりもしています。職人さんが手で打ち出しているので、持ち手のデザインはいくつかあって、こらは富士山。千鳥などもオーダーできるようです。
6.【炊飯道具】野田琺瑯「ごはん鍋 KAMADO」
教室でごはんを炊くときは、こちらの野田琺瑯のお鍋を使っています。蓋は開けたまま火にかけて、沸きはじめてから蓋を閉めて11分ほど炊くとふっくらおいしいごはんが炊き上がります。この炊き方だと、鍋のふちにのり状にごはんがくっつくこともありません。
炊飯器と比べて、炊飯時間が短いところも魅力。教室で見て、ご自宅用に購入した方もいらっしゃるようですよ。
7.【計量スプーン】無印「ダブル計量スプーン」
見るとつい買ってしまいたくなるほど大好きなのが、計量スプーン。アンティークや珍しい形のものを集めていますが、日々使うのは、無印良品のこれ。
コンパクトで機能的で、本当に秀逸です。料理教室はもちろん、撮影でも、出張での教室でも、とにかくどこでも持っていきます。つなぎ目がないので、きっちり洗えて清潔に使えますし、手のひらに乗るくらいのサイズ感も魅力です。
いっとき廃盤になったみたいで、かなーりショックを受けました(笑)。今は復活してくれたのでひと安心。
日本の手仕事や日本製の商品の価値を見直す。
「料理を始めたころは、フランス製やドイツ製に惹かれて使うことも多かったのですが、いろいろ使ってみたら、日本の調理器具すばらしさを再認識して、惚れ直しました。刃物職人がつくる和包丁を求めて、わざわざ海外から買い付けにやってくる料理関係者もたくさんいます。今回ご紹介した行平鍋も、以前一緒に仕事をした海外のシェフが『この鍋は本当にすごい!』と絶賛していました。なにより、当たり前ですが、私たちが日々作る料理にいちばんマッチしているんですよね。」
結果的に、日本製のアイテムにたどりついたという山脇さん。その背景には、数多の調理器具に見て、触れて、感じた経験から得た、日本の技術力への信頼があるようです。今後、新たに購入しようと思っている方や買い替えを検討している方は、山脇さん流のモノ選びを参考してみてはいかが?
文・構成・写真/山川俊行(macaroni編集部)
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