「卵」と「玉子」の違いが丸わかり。素朴な疑問を解明します!

目玉焼きにオムレツなど、いろんな調理法で楽しめる卵。しかし「卵」と書くか「玉子」と書くか悩みませんか?そこにはある程度、明確な線引きがあったのです。今回は「卵」と「玉子」の違いについてのお話。「なるほど!確かに~!」と納得できますよ。

2019年3月17日 更新

「卵」と「玉子」どう違う?

日本だけでなく、世界各国でいろんな食べ方が楽しまれている卵。おかずはもちろん、お菓子やサンドイッチの具、お弁当にも登場する卵はみんなが大好きな食材のひとつですよね。

そんな卵ですが、「ゆでたまご」は「ゆで卵」か「ゆで玉子」か……。もちろんどちらでも意味は通じますが、その違いが何か知っていますか?なんとなく使い分けている「卵」と「玉子」ですが、実はきちんとした定義があったんです。今回はそんな「卵」と「玉子」の違いをお教えします!

鶏の卵だけじゃない!生物学的な意味を持つ「卵」

「卵」という字は生物学的な意味を持っています。鶏などの鳥類だけではなく、魚や虫、そして人間など、生き物すべての「タマゴ」は「卵」と書きます。子孫繁栄として孵化する前提のものを「卵」と言うと考えて間違いありません。

また医者になろうと勉強している人のことを「医者の卵」などと言う場合、医者になることを卵から孵化することに比喩した表現のため、「卵」という字を使用します。

魚や虫の卵は×!食材的な意味を持つ「玉子」

「玉子」は「食材としての鳥類の卵」というニュアンスです。これは子孫繁栄のためでなく、食用とされている鳥類の卵に限定して使用される表記です。そのため「鮭の玉子」「カエルの玉子」などとは書きません。またペットなど、食用でない鳥類の卵も「玉子」とは表記しません。

生物学的な「卵」という大きなカテゴリーにおける鳥類の卵で、かつ食用を目的としたものを「玉子」とするという認識が一般的です。

ちなみに中国語での「卵」は生物学的、食材的の意味を分けて使用されています。生物学的な意味での卵は「卵(ルァン)」、食材的な意味を持つ場合は「鶏蛋(ジータン)」と言います。

卵の歴史を感じる「卵」「玉子」の漢字の由来

「卵」という文字をよく見てみてください。ふたつの殻の中に点がひとつずつ入っています。これは魚や虫などの、連なった卵を表しており、中の点はこれから孵化する子供なのです。したがって「卵」という漢字には、これから孵化するこどもを宿した殻、という生物学的な意味合いが含まれていることがわかります。また「卵」という漢字は、卵の古い呼び名であった「殻の子(かひのこ)」の漢字として当てられました。

一方「玉子」にもきちんと由来があります。前述のとおり、卵の古名は「殻の子(かひのこ)」。これに起因し、平安時代に卵は「かいこ」や「かいご」と呼ばれていました。しかし「蚕(かいこ)」との区別がつかず紛らわしいことから、室町時代には「玉の子」という言葉で呼ばれており、これが、「玉子」となりました。これは丸い玉の形をしたものの子という意味で、鳥類の卵であることを指しています。
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