ライター : Amanda

イベントプロデューサー / トラベルブロガー

すくって舐めるカトラリー「Goûte」

カトラリーとは、スプーンやフォークなど食べる時に使う道具のことを示します。料理に適さないカトラリーを使うと違和感を感じることもあるくらい重要なものなんだとか……。 ということで、今回はイギリスのスプーン博士が開発した、究極のカトラリー「Goûte(グテ)」を紹介します!

Goûteのモチーフは指の形

このGoûteは指の形がモチーフになっていて、指で舐める感覚で味わうことができます。サラサラのスープをすくって飲むことはできないけども、トロッとしたヨーグルトやはちみつ、溶けたアイスを指で舐めるように食べることができるんです。 "Goûte"はフランス語で「味わう」という意味を持っており、「しずく」という意味の"goutte"もかけ合わさっています。しずくのような丸み、絶妙な指ほどの太さを持ち合わせた画期的なスプーンなんです。

スプーン博士による画期的なカトラリー

Andreas Fabianさんはカトラリーについて研究してきたスプーン博士で、研究の結果できたものが斬新なデザインをしたGoûte。科学者で元ミシュランのシェフ、Charles Michelさんと共にミシェル/ファビアン(Michel / Fabian)という科学とアートを融合された食器をデザインする会社を設立しました。

Goûteで食べると知覚がUP⁉︎

さて、Goûteで食べるとどのような効果があるのでしょうか?実際にオックスフォード大学のチームと共に実施された研究では、通常のスプーンで食べた時に比べ味の濃さ、クリーミーさが増したという結果が出ているんです。スプーンの形が違うだけで、味が変わるだなんて驚きですよね!
何かを食べる時、箸やフォークを使うより指で直接取って食べた方が人はおいしいと感じるそうです。例えば、甘いホイップクリームをスプーンで食べるのと、クッキーにつけたり指ですくったりして食べるのでは、後者の方がおいしいと感じる……。 手でお寿司を食べたり、きゅうりを味噌につけたり、チップスをサルサソースにつけたりと、日常の食生活でも私達はおいしい食べ方をしていることに気づきます。
実験結果からも推測できるように指で舐めるような感覚は知覚をupさせる効果があるそう……。「Goûte」はまさにそれを活かしたカトラリーだといえます。
ちなみにGoûteはヨーグルトくらいやわらかなものを口へ運ぶことができるそうですよ。はちみつやピーナッツバターをすくう時にも最適でしょう。カレーやサラサラとしたスープなどを食べる時は、ちょっと適してないかもしれません。

ガラス、木製のGoûteを販売中!

種類はガラス製と木製があります。ガラス製は29.00ポンド(約4,000円)ですが木製は19ポンド(約2,660円)と少し安めで、メープルやオリーブ、また洋梨の木を用いた木製スティックもあります。通販で購入が可能ですよ♩

Goûteでじっくりと味わって

カトラリーによって味が変わると聞けば、これを試す時は誰もがじっくり味わい、それによって食の世界も広がりそうな気がしますね。ちょっと変わったカトラリーは、家族や友達へのプレゼンとにもぴったりです。たまには食に関して、深く考えてみるのもいいかもしれませんね。
▼日常をちょっと豊かにするアイテムはほかにも!
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