大根足

「大根足」は、その言葉が出た当初は褒め言葉であったとも言われていますが、現在では白くムッチリとした足を表しているとの認識が一般的です。 英語を使って、もし「大根足」を表現するならば、「thick legs(シック レッグス)」がいいかもしれません。「thick」は「a thick finger(太い指)」のように、「太い」の他「厚みのある」という意味を持ちます。体格に対して言う場合には、「がっしりした」というニュアンスにもなります。

大根役者

売れない役者や、演技の下手な役者のことを「大根役者」と言いますが、何故、「大根」なのかご存知ですか?大根はとても消化によいので、どんな食べ方をしても食あたりをおこすことがありません。そこから、何をやっても「あたらない」、つまり、どんな役柄を演じてもヒットに恵まれない役者さんのことを、大根役者と言うようになったそうです。 一方、英語圏では大根役者のことを「ham actor(ハム アクター)」と呼びます。hamはお肉のハムの意味でもありますが、道化者という意味もあります。「ham up(ハム アップ)」で誇張した演技を指すことから、自然な演技の出来ない素人の役者を「ham actor」と言うようになったそうです。 フランスでは日本でいう大根役者をカブに例えることがあるそうで、演技の下手な役者を伝えるモチーフが似ているのは面白いですよね。

表現の違いって面白い

なじみのある白くて太い日本の大根を英語で言う時は、「Japanese white radish」です。覚えて頂けましたか?大根ひとつとってみても色んな言葉や言い回しがあるんですね。大根役者は日本だけの表現かと思っていましたが、全く同じ言い方ではないにしても食べ物をモチーフにして表現する似通ったところがあるのは面白い発見でした。 意外と知らない大根の話題、海外の方や周りの人に、よかったら話してみてくださいね!
▼英語で言うと全然違う!知らなかった表現に驚き
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